第12話:思考力・表現力の育て方
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約したものをお届けします。
7月25日(木)は今回のサブゼミはは、学級・授業なんでも相談会でした。 今回特に話題になったのは、思考力・表現力ってどうやってつけていったらいいの?ということです。 ◯◯力というからには、当然一定のトレーニングが必要です。 そのためには、きちんとした文章で書かれた答案を視写すこと。 「えっ!?」と思われた方は、アンテナの高い方です。
ぜひ、聞き耳を・・・
授業改善のテーマ
今回のサブゼミでは、小学校5年生の算数授業の導入部分に焦点を当てました。特に、教科書に載っている3つの解き方をどのように授業で扱うかについて議論しました。
具体的な授業改善のアイデア
小林さんは、思考力・判断力を養うための具体的な方法を提案しました。
1. 書くことと読むことの重要性
小林さんは、子供たちが自分の考えを文章で書き、それを友達と共有することが重要だと述べました。授業では、おしゃべりや話し合いに偏りがちで、書くことが少ない傾向があるため、書く練習をもっと取り入れるべきだと強調しました。
2. 完成答案の提示
教科書には完成された答案が載っていないため、子供たちがゴールを見失いやすいと指摘しました。小林さんは、最初は完成答案を見せ、それを書き写すことで形を覚えさせることが有効だと提案しました。その後、新しい問題を解かせることで、思考力を鍛えることができると述べました。
3. 計算過程を消さない
計算過程を消さずに残すことの重要性も強調しました。これにより、後で確認や検算がしやすくなり、子供たちの思考力や表現力を向上させることができるとのことです。
小学校の先生たちへのアドバイス
畑山が小林さんに、小中学校の先生たちに向けた具体的なアドバイスを求めました。
答案のプロセスを書くことの重要性
畑山が、小学校の教員として、答案のプロセスを書くことの重要性について具体的なアドバイスを求めました。小林さんは、高校生でも答案を書けないことに驚いた経験から、中学校で答えだけを書く練習が多いことを指摘し、プロセスを丁寧に書くことを習慣化させるべきだと述べました。グループ学習の活用
グループ学習を取り入れることで、分からない部分を友達と相談しながら学ぶことができ、教師が一人一人を指導する負担を減らせると提案しました。
まとめと次回のお知らせ
今回のサブゼミでは、具体的な授業改善の方法を学びました。小林ゼミでは、毎週多様なテーマでゼミを開催しています。次回は定例会として「冒険の書」を読み解きます。皆さんの参加をお待ちしています!
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
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