第28話:授業がおもしろければ、宿題なんていらないよね
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。
10月24日(木)は、サブゼミ教育なんでも相談会がありました。
2つ出たお悩みのうち、一つについてお話ししています。
「宿題から自主学習への移行について保護者会を開くのだけれど、どんな話をすればいい?」というご相談。
そのプロセスも大切だけれど、授業が面白くって、子どもたちが勉強したくなるような授業だったら、宿題なくてもいいのでは?という小林さん。
気になった方は、ぜひ、聞き耳を・・・
家庭学習の新たなアプローチを模索して
先日、教師スキル研究会、通称「小林ゼミ」にて、家庭学習についての意見交換が行われました。そこでの議論は、従来の宿題から自主学習への移行についての試行錯誤がテーマに挙がり、興味深い内容となりました。
本記事では、そのアフタートークの一部を要約してお伝えします。
背景:宿題から自主学習への移行
あるゼミ生が、「宿題から自主学習へ移行する際に、保護者へどのように説明するのが適切か」と悩みを共有しました。
学校での保護者会では、先生方が計画を示し、それについて保護者と話し合う場を作りたいという意図がありました。参加者のHataさんも、学校と保護者が一緒に意見を交換し、理解を深め合うための協力的な場の重要性を強調していました。
小林さんのアドバイス:校長のリーダーシップが鍵
小林さんは、家庭学習の変革を進めるには「校長のリーダーシップが欠かせない」と話しました。
校内で宿題の出し方が統一されていないと、保護者に不安や疑問が生まれやすく、学級間での不一致が問題に繋がりがちです。そのため、校長が「自主学習を取り入れる方針」を明確に打ち出し、教員たちをまとめ、保護者にも理解してもらうような仕組みが必要だと述べています。
宿題をなくす工夫と効果
さらに小林さんは、宿題を出さずに学力向上を図るための工夫についても触れました。
たとえば、授業中に生徒同士が協力して学び合う場を増やし、授業中の活動を充実させることが効果的だと話しました。
また、次回使用するプリントを事前に渡すことで、生徒に自主的に予習させ、学習意欲を高めることも試みたとのこと。
この「でこぼこ」を意図的に作り出すことで、生徒が自主的に学ぶ機会を増やし、学びを深める環境が整っていったと語りました。
まとめ:授業改善が家庭学習の新たなアプローチを拓く
今回の話から見えてきたのは、従来の「宿題を課す」形にとらわれない新しい家庭学習のアプローチです。ゼミ生や教育者が協力して試行錯誤を重ねることで、宿題の枠に縛られない自由な学びの形が生まれるのかもしれません。
これまでのアフタートークの記事は、こちらにあります。
次回は11月1日(金)21時に定例会があります。
川島隆太さんの「本を読むだけで脳は若返る」をテーマにした読書会が予定されています。
興味のある方はぜひ、教育についての新たな視点を得る機会として参加してみてください!
初月無料となっていますので、どうぞお気軽にご参加ください。
小林さんの新刊「まんがで身につく担任スキル「担任学入門」が発売されています。
それを記念して、12月13日(金)に、教師スキル研究会主催の小林さんの新刊発売記念イベントを行います。
この会は、どなたにでもご参加いただける会を予定しています。
お申し込み方法など、またご連絡しますので、どうぞご予定ください。
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