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自分の誤りは、快く認めよう

対人スキルを鍛えたい私とあなたのために、

この本からの学びを少しずつ共有していきます。
人間関係にお困りの私とあなたのお役に少しでも立てれば幸いです。
この本では、対人スキルを鍛える方法が

1.人を動かす3原則
2.人に好かれる6原則
3.人を説得する12原則 
(←今回の記事はココ)
4.人を変える9原則

太字は「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 目次のページより

の30原則にまとめられています。
今回の記事は、「人を説得する12の原則」の3つ目について書いていきます。

自分が間違っている、あるいは悪いことをしてしまったと知ったとしたら、その時、あなたはどのような態度をとりますか?

言い訳の余地があったり、誰か別の人に責任があったりした場合は、どうでしょう?

ついつい、言い逃れをしてしまったり、責任転嫁をしてしまった、なんてことは、私にはたくさん覚えがあります(^^;

お察しのいいあなたなら、すでにお気づきのはずです。

自分に非があったのなら、素直に認めたほうが良い

ということに。
もう少しくわしく見ていきましょう。

1.自分の誤りを認める→相手の自己重要感が高まる

自分に誤りがあるとわかれば、相手の言うことを先に自分で言ってしまうのだ。そうすれば、相手には何も言うことがなくなる。十中八九まで、相手は寛大になり、こちらの誤りを許す態度に出るだろう

「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 3章

なぜ、自分の誤りを快く認めた方が良いのでしょう。

認めるばかりか、相手から言われそうな文句や苦情をあえて先に自分で言ってしまったほうが良いのは、なぜでしょうか?

それは、カーネギー氏が本の中で何度もその大切さを述べている「相手の自己重要感を高める」ということに他なりません。

こちらが非を認めれば、しかも相手が言おうとしていた主張を先に言ってしまえば、相手のできる自己重要感を高めるには、誤りをした者を「許す」という寛大さしか残っていません。

しかも、自分を責める言葉を吐き続ければ、許すどころか逆にかばってくれることもあるでしょう。
自己批判を続ける者のことを許したり、かばったりすることで、自分の寛大さが際立ってきますからね。

あ・あざとい…。

2.自分の誤りを認める→自分の満足感が得られる

自分が犯した誤りを認める勇気には、ある種の満足感が伴う。
罪悪感や自己防衛の緊張がほぐれるだけでなく、その誤りから生じた問題の解決にも役立つ。

「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 3章

自分に対する文句や苦情は、他人に言われるよりも、自分で自分に言ってしまった方が、気持ちが楽でいられます。

そして、「過ちを認める」という行為そのものが、潔さという面でその人間の価値を高めているように感じられ、悪い気はしません。

しかも、良くすれば、難ごとを言われるはずであった相手から、励ましやねぎらいの言葉までもらえるかもしれないのです。
嬉しい気持ちにさえなれそうです。

まとめ|自分の誤りは、快く認めよう

今回の記事では、人を説得する原則について
「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 3章
から紹介しました。

自分が間違っている、あるいは悪いことをしてしまったと知ったとしたら、素直に認めましょう。

そうすることで、
・相手の自己重要感を高め
・自分の満足度も上がる

相手にも自分にも良いことしかありません。

自分が正しい時には、相手を優しく巧妙に説得しようではないか。また、自分が間違っている時ーーーよく考えてみると、自分の間違っている場合は驚くほど多いものだーーーそういう時には、すみやかに自分の誤りを快く認めることにしよう。

「人を動かす」D・カーネギー著 山口博訳 創元社 part3 3章

前回の記事では、相手が間違っていた時には、誤りを指摘しない方が良いとも述べていました。

お互いが、これらのスキルについて学んでいたとすれば、どうなるのでしょう?

この二人には、きっと良い人間関係が築かれていくのだろうなと、ニンマリしました。

人を説得するための秘訣。「自分の誤りは、快く認める」こと。

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