目指せ!新規就農16|腹を決める。
現在49歳。
今から準備をして、50歳を過ぎても農業を始められるのか?
その下準備を書き残しておくためのこのnote。
就農先の第一候補として考えているのが、厚真町。
とあるハスカップ農家さんの経営継承を目指しています。
ところが、2ヶ月ほど前、あらたな話が舞い込んできました。
ある方から、あるところのさくらんぼ農家さんが後継者を探しておられる情報を得ました。
ご高齢で、息子さんも経営を引き継ぐ意思はないそうで、事業を第三者に継承したいとのことです。
日本中にそういった後継問題を抱えている高齢の農家さんがいるのかもしれませんね。
そうして、後継者が見つからずに、耕作放棄地がどんどん増えていってしまう。
さて、私自身ハスカップ農家さんへの道を目指していたものの、就農の可能性を広げるためにも、ぜひお話を聞いてみたいと思い、紹介してくださった方と秋晴れの下のさくらんぼ農家さんを訪れました。
住宅街を抜けて、山に向かって登っていくと、急に開けたところにたくさんのさくらんぼの樹とそれを覆う立派なハウスの骨組みが現れました。
裏山もあるし、ぶどうの畑も広がっている。
「おっ、なかなかいいところだぞ」とワクワクしてきました。
圃場で仕事をされている方にご挨拶すると、さくらんぼ農家さんの息子さんでした。
そこで衝撃の事実が告げられるのです。
「おやじは、先月亡くなった・・・」
亡くなる前日まで、元気に仕事をされていたお父様でしたが、ある日脳内出血を引き起こし、そのまま急逝されたとか。
心からお悔やみ申し上げます。
「もう、圃場は始末するつもりだ・・・」
これだけ立派なさくらんぼ農園を、ノウハウを知らずに引き継ぐことはさすがに不可能です。
この事実を知るまでは、さくらんぼ農家もいいかもな、なーんて頭によぎっていましたが、この夢はつゆと消えました。
腹を決めました。
私、ハスカップ農家になります!
実は、厚真町の地域おこし協力隊として農業研修員の採用通知を先日いただきました。
今月末には、経営継承の条件について、話し合う場ももっていただけます。
新規就農の夢。どんどん近づいています。
了
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
「目指せ!新規就農」シリーズは、おかげさまで順調に回を重ね、今回で16記事目となりました。
これまでに、
1.農家の方に会いに行こう
2.公的な就農支援にはどんなもなあるか?
3.まとめ|ハードルを知り、そして向き合う
4.農業はすきなことなのか?
5.ハスカップ農園での作業体験
6.ハスカップって何?
7.アクセルとブレーキを同時に踏み始める
8.技術でてっぺんを目指す
9.「好きなことならやるべきだ!」
10.まるでルンバ!草刈りロボ
11.第三者継承という新規就農への道
12.ハスカップ農家さんから経営を受け継ぐ
13.厚真町の就農支援は手厚い!
14.農業研修施設を見てきた
15.色づき始めたハスカップ
16.農家一家に一台!?ラジコン動噴
17.厚真町で実践したいわたしの農業
18.同じ木でも場所によって味が違う!
19.健康に良い、魅惑の果実ハスカップ
20.ハスカップ狩りに行こう!
21.畑でレストランin山口農園
22.カレンデュラ農家になりたくて…移住
23.アーティストな農家の生き方
24.なぜ、研修するのか?何を、研修するのか?
25.ハスカップ農家として何をしたいのか?
というテーマで書いており、マガジンにまとまっています。
また、他にも、教育×○○をテーマにいろいろ書いています。
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