第16話:飽きるまで働こう!
教師スキル研究会、通称小林ゼミは、授業改善アドバイザーの小林昭文さんが主催するオンライン研究会です。今年で5年目になります。
主に全国の小・中・高校の教員がゼミ生で、週に1回程度、zoomの部屋に集まって、教育のさまざまなテーマについて語り合っています。
今年の4月からは、Instagramやstand.fmでの情報発信も始めています。
ここでは、stand.fmで音声配信したファイルを文字起こしし、それを要約して記事にしたものをお届けします。
9月20日(金)21時からは、定例会がありました。
今回の定例会は、スペシャル対談「小林×◯◯」
お相手は、マンガ「担任スキル」のマンガ制作会社でもある株式会社サイドランチの米田さん。
元高専の教員であった米田さんをお迎えして、「教職から転職して学んだこと&現在教職にいる人たちに伝えたいこと」というテーマでお話しました。
ぜひ、聞き耳を・・・
教職からのキャリアチェンジで学んだこと―米田さんとの対談を振り返って
今回のゼミでは、漫画制作会社の編集者である米田さんとの対談を振り返りつつ、教職からのキャリアチェンジについて話が展開しました。
米田さんは元々、高等専門学校で10年間教職に従事していましたが、今春に漫画の編集者という異業種へのキャリアチェンジを果たしました。彼が教職を離れ、新しい仕事に挑戦するまでのエピソードには、多くの示唆がありました。
「飽きるほど」やり遂げた先に見えた道
米田さんは教職時代、長年にわたり研究に没頭し、情熱を燃やしてきました。しかし、「もう飽きるほどやり遂げた」と語り、その言葉が印象的でした。
彼は飽きたから辞めるのではなく、「やり尽くしたから次に進む」と決断したのです。この言葉には、単に現状に疲れたからやめるという消極的な理由ではなく、何かをやり遂げた後の充実感と、その先に進むポジティブなエネルギーが感じられました。
米田さんの転職は、失敗や挫折からの逃避ではなく、教職で得たものを十分に活かしつつ、新しいフィールドに挑戦するための選択でした。
教員時代に培った計画力や段取りのスキルが、現在の漫画編集という全く異なる分野でも役立っているという話は、教員を続ける人々にも多くのヒントを与えるでしょう。
教職からの転職のすすめ
米田さんのように、教職での経験を次のキャリアに活かすという視点は、とても重要です。
特に、現在教職に携わっている人たちに向けて、彼が伝えたいメッセージとして、「今の仕事をしっかりやり遂げた上で、その経験を次にどう活かせるかを考える」という点が挙げられます。
つまり、中途半端に仕事をするのではなく、「飽きるほど」一つのことに取り組むことが、その後の人生に大きな価値をもたらすという考え方です。
転職は「逃げ」ではなく「ステップアップ」
現代の働き方では、転職は決して「逃げ」ではなく、むしろ自分の成長のための新しい一歩と捉えられます。
米田さんのように、自分の強みや経験を別の業界でどう活かせるかを考え、積極的に次のステージに進むことは、教職に限らずどんな職業にも応用できる教訓です。
教職にいる方々も、現在の仕事に対してしっかりと向き合いながら、次のキャリアを見据える姿勢を持つことが大切です。今やっていることが次に繋がると考え、目の前の課題を「飽きるほど」やり遂げることで、次の道が自然と開けてくるはずです。
今回の対談では、教職にいる方々に向けた米田さんのメッセージが強く印象に残りました。転職やキャリアチェンジに悩んでいる方にとって、今回の話が少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました!
これまでのアフタートークの記事は、こちらにあります。
次回は9月26日(木)21時にサブゼミがあります。
小学校1年生を担任するゼミ生の研究授業事前検討会を行います。
教科は算数。「3つのかずのたしざん、ひきざん」ですって。
みんなであれやこれやお話ししていきます。
初月無料となっていますので、どうぞお気軽にご参加ください。
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