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法定相続情報証明制度 ②

法定相続情報証明制度について簡単に もともとは不動産登記の際に相続登記の煩雑さによる登記放置が課題になっていたことから導入された制度らしいです。  現在では金融資産の名義変更、不動産・自動車の名義変更、相続税申告と相続発生時に手続きに追われる大半のものがこの書類によってカバーされます。(一部金融機関は非対応とのこと)  ちなみに以前からあって似たものとして「法定相続情報一覧図」というものがありますが、こちらはあくまでも説明のための付属書類であり、証明力はありません。 法

    • 法定相続情報証明制度の活用 ①

       ご家族が亡くなり、相続が始まると非常に限られた期間で多くの手続きをしなければなりません。そのとき、銀行預金や有価証券等の名義変更や引出、不動産があった場合は相続登記など普段かかわることのなかった多くの手続きに直面します。そのときに必要となるのが「被相続人の出生から死亡まで」の戸籍謄本。  やっかいなことに本籍地が移転した場合や、婚姻・離婚などによりそのたびごとに新しく戸籍が作られるのですが相続人確定のためにこれらをすべて遡ってそろえなければなりません。そしてこれらの原本は

      • はじめに

         義父が他界して1年を過ぎ、ようやく諸々の手続きにゴールが見えてきたところです。葬儀関係で手続きが非常に大変なのはなんとなく知ってはいましたが、実はそのあとの相続が意外と大変で、後から「こんな制度があったんだ」とか「知らないと損しちゃってたね」ということがなんと多いことか。ということで、自身の備忘もかねてまとめてみることにしました。  なお、極力正確に書くよう心がけますが、税務その他の専門家ではなく、学生時代に法律をかじったことのある普通のサラリーマンですので、もしご参考に

      法定相続情報証明制度 ②