【KBR2022】移籍、大敗、歓喜、そして決勝戦〜その3〜

その1
その2
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④決勝戦day1〜チームメイトの対局を見守るの会〜

決勝戦は5チームによる2days開催。初日は各チーム抜け番1回ずつの5回戦を行い、5位のチームが敗退。2日目は残った4チームで4回戦が行われるシステムだ。

つまり初日の最低限の目標は2日目に進むことである。

初日のオーダーは事前に三月カントクから発表があり、自分は4番手。つまり初日の最終戦を任された。回ってくるポイント状況次第で条件戦になるという形だ。

役割が決まってからの練習会はその意識を持って臨んだ。競りの状況で普段と違う選択をするとどうなっていくか。色々とフォームを試した結果出た答えとしては、消極的な選択は身を滅ぼす、だった。どんな状況でも最初から守りに入らない。行くべきは行く。心に決めていた。

何より決勝まで連れてきてもらった恩義がある。カントクにも、今度ははたさんが決勝2日目にチームを連れて行く番やぞ、と発破をかけられていた。

とにもかくにもどんな状況で回ってくるか、である。1回戦はそうぞうが抜け番。静かに見守る形で始まった。

そして2回戦。我らが大エースおしおことおっしーさんが出陣。なかなか厳しい状況の中3着で耐えていたが、オーラスに、初戦ラスだった雀カツっ!!PESさんのチートイが決まりまくられてのラス。

この時点で、まず楽な立場での最終戦というのはほぼあり得なくなった。徐々に高まる緊張感。

3回戦はなみやんが出陣。
目を覆いたくなるような配牌格差。道中、天才的なフリテン500オールもあったがこれもオーラスに雀カツっ!!にまくられてのラス。

前巡カン3pからフリテン369pに受け変えて6pをツモる天才なみやん選手

KBR2021配信でも58mフリテンシャンポンをツモっていたので、配信でフリテンしかツモれんなあ!とイジったらまあまあな強さでシバかれた。ゴメンナサイ。

KBR2021初戦、フリテン58mシャンポンでドラをツモり満貫をアガる天才なみやん選手

3回戦終了時点で敗退ポジション。3位のMintiaまで100p強の差があり、ほぼ雀カツっ!!との敗退争いの構図に。そして4回戦は雀カツっ!!が抜け番となるため、最終戦を前に安泰ポジションへ突き抜けることは現実的に不可能となった。

決勝1日目3回戦終了時点のスコア

4回戦はごっしーことくろごし選手。麻雀の安定感はチーム随一。
スコア的に、敗退ラインだけを意識するとラスでなければ5回戦は相手に条件のある形もしくは単純な着順勝負となるため、結果的に最もこの状況に向いている選手を送り込めたのではないだろうか。

その期待に応えてごっしーは東場にアガリを拾い、苦しい南場を耐えて2着を持って帰ってきてくれた。

4回戦途中から、ごっしーは素点のあまり動かない2着か3着での着地が濃厚となり、完全に着順勝負の覚悟はできていた。

4回戦終了時点のスコア

最終戦は暫定首位の社雀会が抜け番。5位雀カツっ!!との差7.9pは1着順の順位点差より小さいため、雀カツっ!!との純粋な着順勝負となった。一応、同点同着の場合だけそうぞうが上ということになる。

また、3位Mintiaとは77.9pt離れているが2着順+37,900点差でまくることができるので、雀カツっ!!にトップを走られた場合はここを目指すルートが残ることになる。

場決めの後、配信室に入る。ど緊張。何を隠そう、はた選手初の配信対局である。

見切れるはた選手

4回戦から急に選手紹介的な形でカメラを振られたので、渾身のガラクタポーズを決めたのだが、どうやら画角がズレていて見切れていたらしく、おろおろ。

これでなんとなく緊張が解けた。

かくして対局が始まった。

その4へつづく

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