褒めると伸びるタイプか批判されて伸びるタイプか
先日、サッカーワールドカップ最終予選のサウジアラビア戦で、日本が前回の雪辱をはらす勝利をおさめました。
この試合で注目したいのは長友佑都選手。
もう35歳なんですね。しかし、前回の中国戦でみせた低調なプレーに、評論家やファンから厳しいバッシングを受ける結果になってしまいました。
全盛期と比較して、年齢による衰えもあるでしょう、一回り年齢が若い代表選手からすればオジサンですからね。
しかし、サウジアラビア戦、長友選手は多くの批判的意見を跳ね返すほどの鬼気迫る活躍を見せ、これまでのバッシングを見事に封じてみせたのです。
彼曰わく、「批判はガソリン」だそう。
海外の強豪クラブチームでのプレーや、長らく日本代表として戦い続け、数多く修羅場をくぐってきた彼のメンタルは想像以上のタフさなのでしょう。
ここで思うのは、長友選手のように、批判的意見や世間のバッシングなど逆境の中でこそ、力を発揮するタイプか、いやいやネガティブな思考に陥ってしまうタイプかということです。
僕自身、むしろ後者のほうで、叱責や批判されると冷めてしまう、嫌になってしまう。
ただ、褒められる、賛同してくれるともっと頑張ろうと思い、調子でてくるタイプ。(まあ、誰しも褒められることのほうが嬉しいとは思うが)
サッカーの話からずいぶん離れてしまうが、この褒める、批判もしくは叱責する類は、子育てにも若干通ずるところがあって、例えばうちの3人の子ども達、幼ない頃は性格的に、ちょっと強めに厳しい言い方しても大丈夫な子、逆にすぐ泣いてしまう子、とにかく褒めて褒めての子と三者三様でその場に応じた使い分けが難しい。
職場でも同じことで、上司と部下、同僚とダメなことはダメとして、普段の業務の中で言い方一つで、仕事へのモチベーションが変わってきますよね。(中には怒られてばっかりでも、まったく動じない鋼のメンタルの持ち主もたまにいるが)
あらためて、長友選手の話に戻すと、ああいった心の持ち方って、なかなか真似できるものではないでしょうが、強い精神力っていうのは、生きていく上でヤッパリ必要ですね。