生きていくための理由が欲しかった
結婚して子どもが生まれると、生きてくための理由を考えることをしなくなった。
人生についてくどくど考えるよりも、現実問題として家族の生活が成り立つように、がむしゃらに働くことが大事だったから。
しんどい時もあった、くじけそうにもなったし、逃げ出したい思うくらい惨めな思いもしたけども、どうにか今日も無事に一日が終わる。
しかし、20代前後の独身時代の頃は、生きていくための理由を欲しがった。
10代後半から20代前半っていうのは、一番身体が動くし、人生で一番遊んだ時、いろんな場所にも行ったし、人との出会いも多かった年代。
ただ、なんとなく楽しいと思うだけの日常が嫌でしかたなかった。
人と同じなのも嫌、自分にしかできないことがあるんじゃないのか?とも考える。
とにかく何かやらなくちゃ、何かしらの目的も作りたい、生きていくための理由が欲しい、ただ、あの若い時間は無常なほど足早に過ぎていった。
結局、生きていくための具体的な理由なんて、そう簡単に見つかるはずもない。
それでも、人生あれこれ悩み考えてた若い日々は、とても貴重な時間だったと思う。
いいなと思ったら応援しよう!
noteの世界には、たくさんの素敵な記事が溢れています。この場所で一人でも一つでも自分のnoteを通じて繋がることができれば嬉しいな