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【精神安定剤】Aphex Twin「Selected Ambient Works Volume II (Expanded Edition)が届いた!
確か前の記事でも描いたけど、僕は約10年間に渡り重度の実存的鬱と対人恐怖症に悩ませており(小学生の頃に最悪の同級生から半殺しにされた経験があり、中高生の時もいじめられていた、教師も僕へのいじめに加担していた)、その時はもうひたすら趣味に時間を費やしたり自分の空想世界に浸り現実を忘れようとしていた。
ひたすらYouTubeでゲーム実況動画を見たり、海外の謎の界隈に触発されて再生リスト作りにハマったり、作曲したり、ゲーム作ったり、変な落書きを描きまくったり、音楽聴きまくったり、漫画読んだり…とにかく片っ端からいろんなことに手を出した。
こうしなければ完全に壊れてしまう気がしたから。
というのも学校はおろか、家にすら居場所がなかったんです。
父親は僕とは正反対でドライで保守的で現実主義的な性格なので、僕のことを明らかに疎んでいた。
(追記:家族はINFPである僕とは真逆で、全員SJ型、そりゃあ理解されないに決まってる。)
僕は極度の勉強嫌いだった上に忘れ物が多かった。
提出物を出せなかったこともかなり多かった。
その度に両親から長時間に及ぶ説教をされた。
ある時は父親から「お前がどうなろうがどうでもいい」と告げられる。
僕が勉強をやらないで、趣味のプログラミングをやっていた時は両親揃って説教しにきた。
今更言ってももう遅すぎるけど、一度くらい応援してくれても良かったのでは?
冷静に当時のことを考えてみると、小中学生の時点でDSでオリジナルのアニメ作ったり、低スペックのパソコンで独学で作曲したりプログラミングしてるって普通に天才だからね。
自分で言うのもなんだけど、本当にもったいなさすぎる人生を送ってきたよ。
趣味に没頭してる僕とは違って、姉は勉強熱心だった。
忠実なロボットのような人間なのに僕よりも何十倍も評価されていた。
両親は僕を見てくれなかった。
姉は僕が何か新しいことしようとするたびにバカにしてくる。
やれ学力がないから無理だの、どうせ黒歴史になるだの。
学校でも、勉強をやらない、ずっとノートに落書きしてる僕を出来損ない扱い。
教師に無理やりご飯を食べさせられて、トイレで吐いたことを今でも覚えてるよ。
地獄のような環境が僕の才能を潰してしまった。
僕はもうただひたすら自分の世界に引きこもり続けるだけの廃人と化してしまった。
12〜22歳の頃の僕はまさに人生のどん底にいた。
先ほど、「音楽を聴きまくった」「再生リスト作りにハマっていた」と言いましたが、当時高校生の頃にありとあらゆる音楽を漁っていた頃に僕がかなり気に入っていたアーティストがいた。
それがこの男
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Aphex Twin(エイフェックス・ツイン)です。
彼のアンビエント作品を知って以降、僕は彼の作品にはハマっていった。
僕の趣味の作曲活動においても多大なインスピレーションを与えたアーティストの1人。
特に僕が気に入ったのが1994年発売の「Selected Ambient Works Volume II」だった。
このアルバムは24個のアンビエント作品を詰め込んだものであり、消えてしまいそうなほど美しいアンビエントもあれば、黙示録的な恐怖的ダークアンビエントもあり、多様性と創造性に満ちたアルバムだった。
高校生の頃にこのアルバムにどハマり、夕ご飯を食べた後にこのアルバムを聴きつつ横になるという日が多かった。
長い間、このアルバムは僕の精神安定剤だった。(もちろん他にも依存していたものはたくさんありますが)
このアルバム、当時の世間の評価は賛否両論だったらしいですが、僕は聴いて一発で惚れました。
これが僕が生まれる前に作られたことが信じられない。
aphex twinは稀代の天才です。
彼の作品が音楽界に与えた影響の強さはとんでもないです。
くだらない流行りの曲ばっか聴いてる凡人には決して理解できない本物の天才です。
で、Aphex Twinは90年代の全盛期を過ぎて2018年ごろからほとんど姿を現さなくなったんですが、2023年には新EP「Blackbox Life Recorder 21f / In a Room7 F760」をリリースし、そして今年の春ごろに30周年を記念して「Selected Ambient Works Volume II」の拡張バージョンがリリースされることになった。
まぁ拡張と言っても増えたのは3曲だけだし、既にYouTube上で何回も聴いた曲ですが…。
この3曲のうちのStone in Focusという曲はファンからも大人気の曲であり僕も軽く100回は聴いた曲です。
その大人気の曲がついに公式リリースとなったのです。
僕はこのアルバムがリリースされるとなった時、すぐに予約注目した。
というのも今年は僕が仕事をやめてフリーターになりフリーランスの作家を目指すようになった、つまり廃人同然だった僕が初めて自分の人生と向き合った、僕の人生のターニングポイントと呼べるような年だからです。
今まで辛いことから逃げ続けてきた僕が、ようやく自分の意思で自分と向き合うことに成功したんです。
なんという、なんというタイミングの良さ。
ただの偶然に過ぎませんが、まるでAphex Twinが長年の生き地獄から抜け出し、人生と向き合おうとしている自分にエールを送ってくれてるようです。
現在の僕は、短編漫画の設定を考えつつ相変わらず怠惰な日々を送っています。
バイトももうやめます、はっきり言ってキツイ。
いずれ僕がフリーランスになって自由を手に入れる時がきたとしたら、このCDを擦り切れるほど聴いてやろうと思う。
ありがとうリチャード。
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