【性格診断】MBTIを信じすぎてる人や批判しすぎている人に対する僕の意見【16Personalities】
長い記事を書く気がないので簡潔にまとめる。
これは流行の定めではあるが、現在MBTIを過剰に信じている人と逆に過剰なほど嫌っている人が分かれてしまっている。
特にT◯ktokで流行して以降さらに信者やアンチが増えている。
で、結論からいうと両者は
ただの思考力の浅い人間
ばかりと言える。
要はただのIQの低い人。
えーっとね、とりあえず前者については特に言うことはない。
いつの時代も不確かな情報を自分の都合の良いように捻じ曲げて信じこむ人はいるもんです。
彼らは本質を捉える能力が低いので「権威性のあるもの」「みんなが好きなもの、やっていること」などを特に疑うことなく信じる傾向にある。
彼らがよく言うセリフNo.1は「〇〇さんが言ってたから正しいよ」
まぁ別にいいんです、彼らには彼らの良さがありますし、価値観や極端な意見を押し付けてこない限り僕がどうこうするわけではありません。
問題は後者、MBTI否定派。
単純に憎悪まみれの暴言を吐いて否定する人もいれば、論理的に考えておかしい点を批判したりする人もいる。
今回はMBTI否定派がよく言うことについて僕から意見を言っていこうと思う。
1.MBTIは再現性が低い、時間や日にちが経ってから診断すると別のタイプになってたりする。
まず、個人的に一番多いと思った批判がこれ。
某メンタリストもこのような発言をしていた。
で、これに関しては2つの理由がある。
1つ目
「多少の誤差が生じるのは当たり前」
ほぼ99.9%の人間は公式ではない方のMBTI診断(正確には16personalities)をやっていると思うのですが、16personalitiesはそれぞれの項目を「パーセンテージ」で表示している。
そして質問の数もそれほど多いわけではないのでちょっと回答を変えるだけで大きく結果が変わってしまう。
問題となるのがその「パーセンテージ」の部分。
例えばAさんは外向が95%、内向が5%とというかなり外向的な性格の人間としましょう。
逆にBさんは外向が52%、内向が48%というバランスのよい性格の人間としましょう。
彼らが数日後また診断をした場合、BさんはE型からI型になる可能性があります。
何故かは分かりますよね?
それは中心に偏っているからです。
僕の友人もこのパターンでした。
僕の友人はESFJなんですが、SとFとJがかなり中心に寄っていたので数週間後にまたやらせたらESFPになっていました。(面白いのがその日、友人は部屋の片付けをかなりめんどくさがってたのでその影響でPの方にほんの少し傾いたのかなーってw)
人間の性格は「固定」されてるわけではありません、多少の誤差が生じるのは当たり前。
そしてバランスの良い性格であればあるほど他のタイプになれちゃうわけです。
そして2つ目
「そもそもほとんどの人は真剣に診断をやっていない」
正直これが一番の理由だと思う。
僕は生来、興味のある分野については徹底的に調べて完璧なまでに極める傾向にあります。
生粋のオタク気質なんです。
ただ世の中のほとんどの人はその逆だろう。
「まぁ楽しめればいいや」
「まぁよく分からんから中間にしとこ」
「なんか流行ってるからやってみたw」
「う〜ん、今の気分じゃこっちかもな〜」
こんな感じで気軽にやっている人ばかりでしょう。(まぁ多少偏見が混じってますが)
そりゃあ多少の誤差も生じるわ、生じないほうがおかしい。
公式の存在やエニアグラムやソシオタイプなどを知らない時点でお察し。
ちなみに僕は、2021年にMBTIを含め多くの性格診断に出会い、もう3年ぐらい経ってますが
一度たりともINFP-T以外のタイプが出たことはありません。
それは何故か?
上記2つの理由が僕に当てはまっていないからです。
僕はかなりINFP-Tの特徴に偏った人間ということです。
2.会社や学校に「MBTI何?」っていちいち聴いてくる奴らがいる、しかも一度だけじゃない!ほんとにうんざりしてる!
これは分かる。
MBTIに限らず興味のないことをいちいち聴いてくる連中にはうんざりする。
その気持ちは分かるよ。
3.会社や学校に「〇〇は陰キャ」「〇〇が嫌い」「〇〇とは合わない」とか言ってる人がいる。MBTIだけでその人が分かるはずないのに…
これはMBTIに限った話じゃない。
IQの低い人ほど、物事を単純に捉え、先入観に満ち溢れた意見を言う傾向にある。
「〇〇人はクズしかいない」「〇〇はただのバカ」「〇〇は〇〇に違いない」
実際差別主義者やヘイトスピーチをする人は単にIQが低いだけという結果も出てるぐらい。
彼らの脳みそは「白か黒か」「善か悪か」「1か0か」という極めて単純で陳腐な思考回路をしている。
MBTIだけでその人が分かるはずないのに…という意見にも完全に同意。
そもそも、MBTIは数ある性格分析手段の一つにすぎない。
そんなもので人間が完全に分類できるくらいなら世の中はもっと生きやすくなっているはず。
4.MBTIは誰にでも当てはまること(バーナム効果)を言っているだけ!
心の弱い人間が「何者か」になれることを望んでいるだけ!
これも1と似た感じだと思う。
そういう奴はそもそも診断を真剣にやっていないか、良くも悪くもバランスのよい性格をしているか。
もしくは中身もない、思考力もない無個性な人間か。(失礼ですが、他者との調和を重視するSF型や習慣や規則を重視するSJ型は特にその傾向が強いと思う)
僕は極めて偏った性格の持ち主なのでINFP-T以外が出てもあまり納得いかないでしょう。
絶対ありえないですが、ESTJやESTPなんかが出た暁には
「なんじゃこのクソ診断が!適当ぶっこいてんじゃねぇぞ!!」
って発狂するかもしれません。
心の弱い人間が「何者か」になれるのを望んでいるだけ。
これもだいたいは某メンタリストの発言ですが、こんなもの当たり前なんじゃないですか?
大小あれど、「何者か」になりたいのは人間の自然な欲求です。
お節介なおばあちゃんも「他人の役にたつ親切な存在」になりたがっている。
地元で暴れるヤンキーも「影響力のある強い存在」になりたがっている。
推しアイドルやVtuberの追っかけをしている人たちも「好きに夢中に、そして支援できる存在」になりたがっている。
ネット上でひたすら政治や差別などに文句を言ってる人は「社会のために批判できる偉い存在」になりたがっている。(そして正義を盾に他人を攻撃して快感を得てる)
そして、MBTIを含めありとあらゆる性格診断に熱中する人は「自分がどのような存在になれるか」を探している真っ最中。
アイデンティティの喪失を恐れているわけです。
もしくは単なる知的好奇心か。
SNSに自撮りをあげる人は「承認欲求」。
自分の業績や肩書きを載せる人は「自己顕示欲」。(もちろんビジネスのためにわざわざ表示している人もいるけど)
自分の所属している組織やグループの名前をプロフィールに書く人は「所属欲求」
みんなそれぞれ違った手段で「自分の価値」を高めようとしている。
そしてそれぞれの人間の「価値観」も全く違う。
僕の意見では「何者か」になりたくない人間なんてほとんど存在しない。
ベクトルが違うだけ。
毎日食事をしたり寝たりするのと同じ、ごく自然な欲求であり、別にドヤ顔で指摘することではない。
5.人間をたったの16タイプ(32タイプ)で分類できるわけねーだろ無能www
当たり前。
逆に人間の性格を完全に分類できるものってあるの?
MBTIを含め、この世のありとあらゆる診断や分析はあくまで
「傾向」にすぎない。
最初から全てを理解できたら誰も苦労はしない。
何のために世の中の研究者たちが小さな可能性を追求し続けているのか分かってる?
6.MBTIを信じてるやつなんてJKしかいねーだろ、クソの役にも立たないwww
論外。
何の根拠もなく偏見と暴言混じりの批判をすることは小学生でもできる。
7.友人がESFJだけどそんな優しくないしむしろ攻撃的だよ?(〇〇タイプだけど特徴あんま当てはまってないよ系)
これもかなり多い。
1と3で言ったようにそもそもの誤差が生じていたり…(例えばESFJの中でも偏ってる人と中心に寄っている人がいる、つまりESTJ寄りのESFJもいる。)
あともう1つ、そのESFJがステレオタイプのESFJ よりも攻撃的に感じるのならば、それはエニアグラムが8や3だからでしょう。
MBTIとエニアグラムは基本的には似たような結果となる。
例えばESFJの場合はエニアグラム2が突き抜けて多い。
これはESFJ の持つ心理機能、外向的感情とエニアグラム2の相関性が高いから。
(エニアグラムを知らんって人は調べてほしい、正直これを知らずにMBTIを語るなんて馬鹿げてる)
ただ、稀にエニアグラムが8に寄っているESFJ もいる。
何を隠そう先ほどあげた僕の友人がそのタイプです。
僕の友人はおそらくエニアグラムが8(トライタイプは872か825)であり、ESFJ にしては威圧的でやかましいです。
また、ESFJ にしては割と頭が良く(失礼ですが、SJ型は頭の固い人が多い傾向にある)趣味も若干サブカルに寄っています。
僕の突拍子のない非現実的な話にもノッてきてくれます。
これはSとNがちょうど中間らへんでバランスが取れているからでしょう。
ただその一方でESFJ 特有の親切さや謎の人脈の広さも併せ持っている。
そして意外と堅実な生活をしている、平凡な生活に一切興味のない世捨て人みたいな人間である僕とは対照的。
さて、もし僕の友人がMBTIをよくわかってないその辺の頭ゆるゆるな女子高生と会ったらどうなるだろうか?
「えー、〇〇くんってESFJ なんだ?なんかイメージと違うんですけどww」
このようなセリフを喋るのは想像に難くない。
3でも言った先入観である。
MBTIだけでその人のことを理解するなんて不可能です。
8.MBTIを信じてる人は簡単に詐欺にひっかけることができる。
これも某メンタリストの発言。
これは半分正しい、半分間違い。
MBTIに限らず何でも信じ込む人はいるし逆に何でも疑う人はいる。
両者は全く正反対だが、ある共通している点がある。
それはどちらも「思考停止」していること。
僕からすれば信者もアンチも同等の存在である。
思考停止している人間を騙したり洗脳することなんて多少知能の高い人ならば誰でもできる。
僕でもできる。
某メンタリストよ、別にドヤ顔で言うことではないんだよ。
で、半分間違いっていうのはMBTIを含めた「性格診断」の本質を理解している人には全く通用しないという話。
多くの性格診断とはその人間の性格の傾向を数値化するだけのもの。(数値化されないものもある)
信じるとか信じないとかいう以前の話。
ここを見抜けない人間が「〇〇は絶対〇〇!」という極論を言う。
そして残念なことにこの世はそのような本質を見抜く能力の低い人間で溢れている。
この記事は性格診断についての記事ではありますが、実際本質を見抜く能力はありとあらゆる場面において役立つ。
本質を見抜く人間は人生を制すると言っても過言ではない。
残酷な話ですが、本質を見抜けない人間は基本的に他人に搾取されるばかりの人生を送る可能性が高いです。
結論
まぁこんな感じで….
とりあえずいろいろ書いてきましたが、結局僕がこの記事で一番言いたいのは…..
MBTIを含め、この世のありとあらゆる性格診断はあくまで「傾向」を知るための手段の1つにすぎない
ということ。
何度もこの記事に「傾向」という言葉を使っていた。
僕が一番言いたいのはこれ。
信じるとか疑うとか、そもそもが間違っているように感じる。
1という数字は、10にも11にも100にも10000にもなれてしまう。
たった一つの情報からその人間を知ろうなんて愚の骨頂。
僕がMBTIだけじゃなくエニアグラムやトライタイプやソシオタイプやビッグファイブなど多くの性格診断に手を出しているのは
「ほんの少しでも自分自身や気になる人間、キャラの性格の傾向を掴みたいから」です。
つまりは9割ただの知的好奇心。(探究心?)
僕は幼少期の頃から周りと「思考」も「価値観」も「趣味嗜好」も違いすぎて苦しかった、正直性格診断と出会ってかなり生きやすくなったよ。
自分がどのような人間であるかをよく分析することができた。
日本は自分と真逆のSJ型が数多く占める。
変な話、日本人全ての性格の平均を出したらSJ型の傾向が強くなるだろう。
そりゃあ理解されないに決まっている、そもそもの優勢な心理機能が違いすぎるから。
極端な例えだけど、武術家ばかりの国に魔法使いが生まれたらどうなるだろうか?
まぁ間違いなく奇異の目で見られて迫害されるでしょう。
そうじゃないにしても分かりあうことはかなり難しい。
それは魔法使いが無能だからじゃなくて、単に魔法使いの能力が武術家ばかりの国では充分に発揮できないから。
いかなる天才もその能力が発揮できなきゃ何の意味もない。
こんな記事書いといて言うのもなんですが、性格診断なんて「少数派」以外やる意味ないと思う。
別にやらなくても適応できるし生きやすいから。
こういった自己分析ってのは社会や周りに適応できず苦しんでいる人や知的好奇心の強い研究者気質の人がやらないとあまり意味を成さないんだよ。
流行に乗っただけの頭のゆるい有象無象どもが多すぎるから誤解する人間が増えてしまうんだよ。
もし生きづらい、周りに適応できないと感じてる人がいたら某メンタリストの科学的(笑)な発言に惑わされずに一度診断してみるといい。
それは確かな情報ではない、日にちが経てば変わる不安定な結果でしょう。
ですが、いじめられ、理解されずバカにされ続けた僕と似たような経験をしている少数派の人間にとっては少なくとも「クソの役にも立たない」ものではないでしょう。
結局行動しないとわからないからね、視野の狭さは自分の人生の可能性を閉ざしてしまうだけ。
最後の最後に僕の言いたいことをまとめると
1.MBTIを含め、多くの性格診断は「傾向」を知るための手段の一つにすぎない。
2.自分をよく理解していない、周りに適応できない「少数派の人間」、知的好奇心、探究心の強い「研究者気質」の人間以外は性格診断や自己分析はやる意味あまりない。
3.みんな思考停止しすぎ、白黒思考すぎ。
まぁ今の情報社会において「正確な情報」を掴むなんて不可能だけど、一旦ネットから離れて思考力と柔軟性を磨くのもいいかもね。
マジな話、現代は技術が進化しすぎて思考停止している人間むちゃくちゃ増えてるから。
何が正しいか、何が間違っているのか見抜けない人間が多すぎる。
人間は技術に適応できているように見えて実際はできていない。
この記事はMBTIに関する記事だけど、ぶっちゃけ「本質を見抜く能力」って生きる上で結構役に立つから、MBTI自体に興味ない人もちょっと頭に入れといて欲しいね。