馴染んでくると愛おしい。万年筆沼にハマってます😅
書くことの楽しみの一つに「文房具集め」があります。ペンやノートをあれやこれやと買い集め、自分好みのものを見つける。そして気に入った逸品を長く使う。とくに僕が好きな「万年筆」はペン先をずーっと使い続けるんです。
そして万年筆で、20,000円より上の品はペン先の素材に「14金(18金もあり)」が使われており、ペン先がキラリと光沢を宿し、眺めてもうっとりします。
いわゆる「金ペン」と呼ばれるもので、書き手の「筆圧」や「ペンを持つ角度」に合わせてペン先が摩耗し「オンリーワン」の書き味に育つ。これを万年筆マニアは「育軸」って呼んでいます。ペン先がこなれてくると、本当にいいフィーリングになるんですよ。達筆になったと錯覚するくらい。
ただ極細のペン先は太字や中字に比べるとインクフローも潤沢ではなく、使い始めは「ガリガリ」とのフィーリングがあって、ペン先が育つまで使いにくいんですよね。
僕が使っているパイロット「カスタム91」もそうでした↓。
方眼ノート用に使っているんですけど、どうもペン先に一本針が出ている感触があり引っ掛かりを感じる。ペン先が走らず書きにくいんですよね。それでも昨年末に使い始めて最近やっとなじんだ感じがある。
今では方眼ノートの細かいマス目に「ピタッ」と字が治まってとてもいい感じです。
その一方、手帳用に使っている「キャップレス(F)↓」がちょっと太いかなぁ?カレンダーページのマス目からはみ出るなーと感じ始めました。
これは昨年秋ごろに買い求めたペン。ショップの店頭で試し書きをした時には「Fがいいだろ!」と思ったのですが、使っているうちに「EFにしとくんだった」と軽めの後悔。。。。。
そして僕は「カスタム91を手帳用にも使うか!」と閃いたのです。でもですねー。忙しくバタバタしているときにキャップを開けて「さあ書くぞ」との気構えをするのはわりと面倒なんですよ。やっぱり「手帳にはキャップレスだわー」と。
物欲にまみれた「モヤモヤ」を抱えてたわけです。
そんな時に訪れた、日本橋三越「文房具フェア2024」。先週の土曜日(3/2)7階の催事場はかなりの盛況ぶりでした。人混みをぬうようにして、目指すはパイロット製品ののブース。そしてショーケースに目をやると「文房具フェア2024限定カラー」のキャップレス万年筆に目がくぎ付けです。
ペン軸のグラデーションが美しく、ベースカラーの白もレギュラー製品の「ホワイト」とは微妙に違う。「EFはありますか?」と定員さんに尋ねると「もちろんでございます!」と即答。試し書きをすると「これだぁーねぇー」と再びうっとり。僕の意思に反して手がペンを握って離しません(笑。
その後どうなったかはご想像のとおり、我がコレクションの仲間入りを果たしました。これから大事に使っていこうと思います。
「眺めて良し、書いて良し、育てて良し」そして「馴染んでくると愛おしい」。そんな万年筆沼に「ドハマり」している50オジサンのお話でした。
万年筆は本当に良いですよー。それではまた来週。
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万年筆について書いた過去記事です。良かったら合わせてご覧くださいませ。
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