長いようで短い一年でした。でも深く考えた一年でした。
安倍晋三元内閣総理大臣 狙撃事件から今日で丸一年が経過しました。
僕にとっては長いようで短い一年でした。しかし深くものごとを考え、さまざまな体験をした一年になりました。
Twitterのあるフォロワーさんを通じて安倍元首相の功績は大きかったのだと理解できた。
国葬にも参列し『献花』をしました。
そしていま想うのは『暴力』によって政治の変革はあってならない。力によって言論を封じることは断じて許されないと固く信じるようになりました。
しかし、社会の関心は事件の全容解明ではなく、被疑者の生い立ちと、そこに深く影響を及ぼした宗教団体へと移り『なぜ事件は起きたのか?』『痛ましい悲劇を食い止めるにはどうしたら良いのか?』の本質的な議論が『五里霧中』となってしまっています。
僕は特別な『政治信条』がある訳ではなく、支持する政党もありません。
では、政治とは何か?国民を代表する政治家の姿とは?を考えました。でもその答えは僕自身は独自の言語化できませんでした。
しかし『政敵』から見た安倍元総理の姿にその答えがあったのです。
それは昨年国会で行われた野田元総理の追悼演説でした。重要な部分を引用いたします。
これだけの言葉の力を持ってしても『政戦』に敗れた野田元総理。
その政戦を勝ち抜き、憲政史上最長の首相在任期間に数々の政策を実行した安倍晋三元首相。
そこからも安倍元首相は実現した政策でも、人間としても尊敬される優れた政治家でした。
そして、政治の論戦には『政敵をリスペクトする』確固たる土台がないと成り立たない。
言葉に魂を込め、命懸けで、言論による正義を貫き通す。全く正反対の二人の元首相に真の政治家の姿を見ました。
改めて安倍晋三元内閣総理大臣のご冥福を心よりお祈りいたします。
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こちらのnoteも合わせてご覧ください。野田元総理の追悼演説に感動した気持ちを書いた記事です。
ではまた近いうちに。
2023年7月8日 安倍元首相 一回忌の夜に
蓮沼五朗 拝
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