心のかさぶたが、ポロリとはがれた
ゴールデンウィーク中に実家に帰ってからというもの、私の中で”ある考え”が浮かんでは消えている。
それは
実家の近くで子育てしたい、ということ。
それは東京の家を離れるということで。
学校を変えて、習い事もすべてやめなくてはならない。
こっちのお友達ともお別れしなければ。「またすぐ会えるよ」といえる距離ではない。
私は、パートをやめなきゃいけないだろうな。
せっかくできたママ友たちともお別れだ。
当然、夫や同居している義両親とも、離れるための手続きをとらなければならないだろうな。
決断してしまおうか。
何度も、何度も考えた。
だって
娘たちの表情が全然ちがうんだもん。
実家にいるときと、こっちにいるとき。
実家にいるときの娘たちの表情が忘れられない。
この子たち、こんなに笑うんだ。こんなに人にやさしくできるんだ。
こんなに表情豊かなんだ。
娘たちの表情がちがうということは、きっと私の表情がちがうのだ。
実家にいるときと、こっちにいるときの。
娘たちは、よ~く見ている。
ママがどんなときに笑うのか、どんなときに怒るのかを。
ママは、パパがいるとき機嫌が悪くなることも、きっと感じている。
このままじゃいかんよなぁ。
だけど……
決心がつかない。
手放すものが多すぎるよなぁ。
どうしよう。
……と、こんな感じで。ジュクジュクしているかさぶたのような気持ちがずっと続いていたんです。
そして今日、上の娘と二人でお出かけをしてきました。
娘のメガネを買って、カフェに。
サンマルクカフェのチョコクロを食べていたとき、突然心のかさぶたがポロリと落ちたような気が。
……
やっぱり東京でやっていこう。
せめてこの子たちが成人するまでは、ここにいよう。
選択肢は多い方がいい。
今、実家に娘たちを連れて行ってしまったら、きっと後悔する。選択肢がないからだ。
小学校はまもなく廃校。中学は一つ。高校も一つしかない。
実家には、また夏休みにいくつもり。
そしたらまた、実家の近くで暮らしたくなっちゃうだろうけど。
そんな時は今日のnoteを読み直そう。