器が小さいなら、数を増やせばいいじゃない?
人の器って、どうやったら大きくなるんですかね。
器を大きくするには、いろんな人と関わっていろんな価値観に出会い、学んでいかなければならないでしょう。
時間がかかりそうだし、大変そう。
カンタンに器を大きくする方法があったら、ちょっと怪しいですよね。
それならば、器の中身をすぐ空っぽにできたらいいと思いませんか。
あふれそうになったら中身を出して空っぽに。そしたらまた、溜められます。器の中身を空っぽにするワザをいくつか持てば、たとえ器が小さくても心穏やかに過ごせるのではないでしょうか。
それか、器の数を増やすのはどうだろう。
一つがいっぱいになったら、すかさずもう一つの器を出す。
自分には器がいくつもある、と思うと気持ちが楽になるかもしれません。
「自分はなんて器が小さいんだ」と嘆くよりも、「小さい器をどうしたらうまく使いこなせるか」を考えたほうが、楽しいですよね。
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れんこんさんは器の大きな人だねって言われたいし、器の大きな人に囲まれて過ごしたい。
私がイメージする「器の大きな人」とは、長い目で見られる人。
例えば、入社してまもなくの部下が期待していた仕事ぶりではなかったとき。「あいつはダメだ。」と見切りをつけるのではなく、部下のいいところを探したり、様子を見守ったりと、長い目で成長をみていける人。
なかなか周りと同じことができないわが子に対して、焦らず様子を見守ることができる親。
そんな人に、器の大きさを感じます。
人には生まれ持った器があって、少しずつ大きくして容量を増やしていくのでしょう。
そもそも、大きくした器の中に入るのは、何でしょうか?
これは私の考えですが、器にはマイナスの感情が入るのだと思います。
怒りとか、あきらめとか、悲しみ、とか?
ある人は深く、ある人は浅い、心の器。
器の中身があふれてしまうと、怒りが爆発してしまったり、無気力になったり、体に不調が出たりするのかもしれません。
私の器って、どんな形をしているのだろう。
おちょこくらいの大きさしかないとしても、バケツくらいあるとしても、自分の器とうまくやっていけたらな、って思います。