思い出の本屋
自由が丘にある不二屋書店様は私が頻繁に利用していた本屋の1つでした。小学生の頃に初めて自由が丘に行ったときから、馴染みのある思い出深い場所です。
私は本を買う予定がなくても、本屋へ行くことが好きです。紙の本が好きというのもありますが、今話題の本を知ったり、お店ごとに個性のある宣伝のポップ、展示を見たり、他のお客さんはどんな本を手に乗るのかを見ることがとても好きです。お店側にとっては物凄く迷惑な行為かもしれませんが、外出時は本屋へ行くのを欠かさないくらい、『本屋』という空間が大好きです。
閉店することを知ったのは、3日前に店舗を訪れたときです。特に目的もなく自由が丘を散策していて、その日も習慣的にふらっと入り、2階へと続く階段の壁に閉店のお知らせが貼ってあるのを見て知りました。
大好きな長編小説の最新刊を買った日、お年玉でゲームのアートブックを買った日、放課後に参考書を買いに行った日、不二屋書店様での色んな日が思い出されました。
もうふらっと店舗へ訪れることは出来ませんが、本を通じてまた不二屋書店様の雰囲気、空間を味わえるような気がします。
最後の文章からも、本当に素敵な、沢山の人に愛されてきた本屋さんなのだと実感しました。その内の1人になれたのなら幸せです。今まで本当にありがとうございました。
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