ごめんよりありがとう
自分では意識していなかったけど、学生の頃『ありがとう』よりあきらかに『ごめん』が多かった。今よりもさらにめんどくさいヒトであり自分をコントロールするのがうまくなかった。感情をそのまま出し怒ったり、好きなことを言いたい放題。これだけ聞くだけでも、周りはかなり面倒だったと思う。自分は好きに振る舞ってるので、まぁなんというかあまり気にしていなかったし周りの人に恵まれていたのだろう。それでも周りに人がいた。ありがたいことだ。
ただ、距離が近づいてしまうと、あまり自由な振る舞いをすることでイヤな思いをさせたりとか、何か自分の為を思ってやってくれることに対して、様子を伺ったりする。申し訳ないなと思い、出る言葉は『ごめん』。
好き勝手やっていることを受け入れられないのであれば、そこから去っていってただろうから、そのままを受け止めてくれて『ありがとう』だったのかもしれない。
自分が悪いことをした、相手にとっても悪いと思えば『ごめん』は必要だろう。
『ありがとう』という言葉は素直で真っ直ぐな言葉だ。なるだけ相手に伝えられるといいのだが、まだまだ私にとっては…。
でも、何か伝える時にごめんよりありがとうの方が良いということを思えているだけでもそこに近づくのではないかと思ってる。
あの時「そういうときはありがとうでいいんだよ」と当たり前のことを教えてもらえたことで、自分のままでいいんだといってもらえたような気がする。