I wanna be your lover
プリンスの歌声のように、甘い恋をしたい。軽やかに爽やかに恋をしたい。あなたの腕に抱かれたいし、いつも転がって笑い合いたい。
少し前の話。私たちはハロウィンの夜、喧嘩した。そして彼は
「冷めた」
と言った。その後しばらく電話もメールも無視され、私は10日間ほどお腹を下し続けた。大きなストレスだったのだろう。今までどんな失恋にもそんなことは起こらなかったのに。しかも泣かなかった。泣けなかった。自分に非があると思っていたから?それは違うかも。
私サイドとしては、単なる彼のやきもちだ。もともと癇癪持ちでやきもち妬き。仕方がない彼だけれど、それを受け容れると私は決めた。のだけれど。
知り合いがハロウィンの夜、とあるバーでDJをすると言った。ちょうど彼の店の近くだったので、彼に会いに行く前に、私は1時間ほど顔を出しジントニッを3杯。彼に会いに行く前に。それが悪かった。
彼曰く、自分を優先しなかったこと。私が会いに行かない時間に、彼の大切な人、元同僚が来ていたこと。その人を私に会わせたかったこと、そして何より、男の人に会いに行ったこと。
私は素直に話せば問題ないと思っていた。そんなに怒るとは思っていなかった。すっかり忘れていた。彼が癇癪持ちでとてつもないやきもち妬きだと言うことを!
結論、時間をかけてお詫びし、葉巻を捧げ(ダニエルマーシャルの24金で包まれた特別な高級葉巻!ボーナスが飛んだわ!)仲直りしたわけだけれど。
以前、他の男性とドライブをした時も恋人降格の宣言を受けた。浮気性なのは私だった。彼が面白くないと思うことを、何も考えずしてしまうのは私だった。ごめんね、私の恋人。そんなに私のことを好いているとは、私のことを独り占めしたいとは思っていなかった。
今はもう、恋してるのかどうか分からなくなってしまった。3週間前のハロウィンに散々すったもんだして、仲直りして。今もドキドキときめく?ただ一つ言えることは、待ち合わせしている時に私を見つけると彼は微笑む、ニヤッと笑う。
深夜、目が覚めて恋人にメールする。明け方メールの返信が届き、起き抜けと共に私はチェックして喜ぶ。そんな日々が続く。ただ、そのことに慣れたくない。
魔のハロウィンが終わり、冬はイベントが続く。クリスマスにお正月、彼の誕生日にバレンタイン。ねぇ、私たちはいつまで一緒に居られる?
あなたの恋人になりたい。