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【再会合宿イベントレポート vol.3】CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 再会合宿「耕す、めぶく、そして、つなげる。」
これは9月18日から9月19日にわたって行われた、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」再会合宿の模様を新人広報飯田の目線からお伝えするレポートです。全5話、お届けいたします。
第1話はこちら:
第2話はこちら:
WORK SHOP③|未来に想いを馳せる
宗ちゃん:お腹空いてるひとー?
みんな:はーーい!
宗ちゃん:一緒やな!さあ、次のワークに入っていきます!
ただただ空腹かどうかをきいた宗ちゃん。きっと本人が空腹なのだろう。
お昼ご飯まで、あとすこし。やってこ!
11:10、続いてのワークショップのテーマは、「未来に想いを馳せる」。
3年後、5年後、10年後、あるいはもっと先の自分。
そして、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」。
イメージできることはすべて実現できる。
逆に言うと、イメージできないことは実現できない。
つまり、イメージはしてなんぼ、だ。
今、自分たちにある精一杯の想像力で未来を描いてみよう。
宗ちゃんのそんな言葉で、ひとりひとりが、未来の自分について、未来の「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」について考えていく。
真っ白な紙に、カラフルなペンを走らせていく。
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WORK SHOP④|”あの日”の本質的な価値を考える
12:40、最後のワークショップは、「“あの日”の本質的な価値を考える」。
みんなにぜひ考えていただきたい、いや、ぜひちょっと教えてくれ、というワークショップです。
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」って、地元からひとり旅をしてくるわけじゃない?
ここで同世代やキャストとの出会いもあるし、音楽とか言葉とか、熱量に触れることもある。
結構つめこみ放題のイベントで、盛りだくさんすぎているイベントなんだよね。(笑)
でも、いろいろやってるけど、”あの日”の本質的な価値はなんだろう。
まちがいなく全部価値なんだけど、その全部の価値が合わさっての真ん中にある価値って、きっとひとによってそれぞれ違うと思う。
それをぜひみんなに考えていただきたい。
つくった側のおれたちにしか分からない価値もあるけど、体験した側にしか感じられない価値もあると思う。それを今日は教えてもらいたいな、と思います。
宗ちゃんがそんな言葉を発すると、みんなは付箋にペンを走らせた。
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13:50、グループになり、先ほど考えたいくつもの価値を共有する。
その中でどのようにすると、さらにその価値を発揮できるのかをグループごとで話し合い、全員のまえでプレゼンテーションを行った。
以下、各グループごとの価値、そしてアイデアをほんの一部のみだけ、ご紹介。
私たちの班が考えたグループは、「移動」です。
24年度のときにキャストを経験し、会場前で1番に参加者をお出迎えする場所でキャリーケースをひいた参加者に出会いました。
「北海道からきました!」と話すきらきらした目をみて、「移動」にとても価値を感じたんです。
その上で私たちが考えた提案は、「ランダムの地方で開催する」ということです。
東京より地元に近い場所なら、いまよりさらに「移動」に対するハードルはなくなる気がしました。
ただ、「移動」は本質的な価値ではなく、潜在的な価値のような気がしています。
だから、今回の再会合宿のように、2回目、3回目と、再会を繰り返すことによって生まれる未来こそが、本質的な価値なんじゃないかなと、思っています。
僕たちは、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」に参加したときの”はじめての感情”というものが1番価値があるんじゃないか、と思いました。
例えば、ライブを楽しむためだけに参加したのに、オープンマイクで思ってもいなかった感情を受け取ったり、逆にハッシャダイソーシャルを知っていて参加したひとたちは、ライブを初めて体感して音楽のちからに気づいたり。
そういう、”はじめての感情”が「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」には、ひとそれぞれあったなって思い出しました。
私は当日、オープンマイクで感じた嫉妬や焦りだったり、ライブを通して感じた驚きだったり、もういろんな感情でぐちゃぐちゃになった感情で、逃げるように会場を飛び出した、そんな18歳の参加者で。
でもそのぐちゃぐちゃな感情があったからこそ、いまそれがお守りとして、自分の言動力・行動力になっていると、あらためていま感じています。
私たちが考えた価値は、「無条件の応援」です。
当日私はキャストだったし、別に応援されに来たわけでもないのに、音楽や言葉で応援されていると感じて。
でもそれ以上にオープンマイクで前に立っているひとやまわりにいるひとの夢をきいているうちに、気がついたら「私は無条件にひとりひとりのことを応援しているな」と感じました。
この「無条件の応援」をさらに増やしていくためには、まっすぐに、シンプルに、愚直に、突き進む。ということが大切なのかなと思いました。
いまのハッシャダイソーシャルやその周りにいるひとが大事にしているものを、そのまま大事にする。
そうしたら、きっと、より「無条件の応援」が広がっていくのではないかなと思いました。
私たちのチームは、「Re:スタート。18年間のお疲れさま、ありがとう、そしてよろしくを自分に届けられること」が価値だなと考えました。
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」を問わず、卒園式だったり卒業式だったり、6年間や3年間などの期間に対しての「お疲れさま」とか「ありがとう」はいままでの中で伝えてきたかなと思うのですが、18年生きてきた中で、自分に対して、自分のためだけに想いを届けられるイベントってあんまりないのかなと思って。
そして、みんなでこの価値について話していたときに「選択肢が増える」や「あたらしい出会いがある」とか、いくつか共通してでてきた言葉がありました。
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」は友達同士で参加しているひとたちがたくさんいて、近くの席に友達同士でいるとどうしても話しかけづらかったりしちゃう。私自身、参加したときにそう感じて。
だからいっそのこと、友達同士で参加しても、席はばらばら。四方八方「はじめまして」の空間をつくることによって、この価値がより深まっていくのではないかな、と感じました。
あと、対等な関係だと認識できるようにはじめましてではあるけど、敬語禁止にしたいなって思います。
私たちのチームは「価値観の違いの認識」です。
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」は、同じ目的で当日きている参加者が多い中で、感じ方や考え方が違うこと、そして社会の大人がおもしろいってことに気づくことが多い場所だと思っています。
それがあるからこそ、さらに自分を認識する、自分を知ることに繋がるんじゃないかなって思います。
それは「多様性」、いわゆるダイバーシティに繋がるのかなと思います。
これをさらに発揮していくために僕たちが出した答えは「同窓会を実施する」ことです。
24年度の同窓会は今回実施されましたが、25年度、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」3回目の同窓会があったら、激アツなのではないかなと思います。
2回目、3回目と、「同窓会」を何度重ねていけるのか?が大事なのではないかなと考えました。
私たちが考えた価値は「*CYLウイルス(*CYL=Choose Your Life)」と名付けました。
この「CYLウイルス」について「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」のタイムテーブルに沿って説明していければと思います。
まず、勇気を出して、会場に行く。
会場ではたくさん言葉をぶつけられ、熱量に圧倒される。
そして、他人の人生と想いに触れたら、少しずつ安心感が芽生えてきた。
自分の人生と想いに向き合いたくなった。
小さなきっかけたちが言葉にできない共感を生み出した。
いつのまにか、手を上げてた。手を上げなかった。手をあげられなかった。手を上げたくなかった。
私たちは、これらの体験を”言語化できないウイルス”と判断しました。
その感染力に圧倒されることが、価値であり、そのウイルスには無限大の可能性があると信じています。
私たちが価値としたこのウイルスが世の中に感染し続けるためには、いまも既にあるノートとか、ステッカーとか、リストバンドとか、参加者しかもてない「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」のものが日常に溶け込むことによって、日常に「Choose Your Life!」という言葉が刻み込まれるんじゃないかなと思いました。
続いて、ゲストの3名、協賛者の4名であるおとなたちのアイデアも。
アフロさん:我々のチームのコンセプトは、「大人は妖怪」です。
我々は、これからの「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」は”大人のもの”にもなっていっていいのではないか、と思っています。
我々もゲストであり参加者なわけだから、「ゲストで呼ばれたい!」と願うひとが増えていけばいくほど、どんどん「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」も大きくなっていくのではないかと思います。
そこで本題の「妖怪」とはなんぞや?という説明を黒川先生から話していただきます。
黒川さん:えっ、僕から!?無茶振りだな...。(笑)
「河童」って妖怪いるじゃないですか。「河童」って、日本だけではなく、呼び名は違えど世界中にいるんですよ。
じゃあ、なんで世界中に「河童」が生まれたのか?というと、子供達が川辺や湖で水難事故にあうたびに、どうやったらそれを防げるかと考えたんです。
そこで、大人たちが言うことを聞かせるのではなく、「『河童』っていう怖い妖怪がいるから近づいちゃだめだよ」と伝えて、子供を守るために生み出したという話があります。
一方で、僕たちは「自分が大人」という意識はもってなく生きてますよね。って話をチームでしていました。
でもいざここに来ると、皆さんに「大人」についての回答を求められた。
そこで僕らチーム大人にとって「大人」という存在は「妖怪」という存在に近いものなのなんじゃないかなと。我々大人は、子どもを守るために生まれた「妖怪」の意味合いに近い、「大人」という妖怪なんじゃないかという話になったんです。
アフロさん:今回の妖怪メンバー(おとなたち)を見てみても、それぞれにキャラクターや役割があって。
学校の先生とかは「そっちはリスクがあるからやめときなよ」って言うじゃない?
あれも一種の、道を狭める妖怪だと思う。
でも、妖怪たちに自覚はないんだよね。いい妖怪もいれば、悪い妖怪もいる。
いろいろな妖怪がいる中で、「我々妖怪にできることはなんだろう」って考えるのが「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」なんじゃないかなと思いました。
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OPEN MIKE|想いの共有
15:00、いよいよ閉会の兆しがみえてきた頃、宗ちゃんが口を開いた。
最後の時間に突入します。オープンマイクです。
それぞれ、今回の合宿に参加して思ったこと、感じたこと、自分のこれからのこと。
自由に話してもらえたらうれしいなと思います。
いつもの如く、聞く側の姿勢、態度、すごく重要なので、みんなで精一杯聞いていけたらと思います。
みなさん、準備はいいですか?
それではオープンマイク、いきたいひといますか?
そんな宗ちゃんの声に乗せられるように、意思のこもった手が上がった。
ずっと追いかけている夢の話や、悔しかった記憶、今日を通して感じた未来への希望など。オープンマイクで見せるみんなの姿は、どれも眩しく、目には希望が宿っていたように感じた。
また、それを見守るみんなも、期待と信用、そして「負けてられん!」と今にも聞こえてきそうな眼差しで見つめていた。
閉会|「宿題、ちゃんとやれよ」
いよいよ閉会。
会の最後は、宗ちゃんから参加者へ、こんな言葉が贈られた。
みなさん、あらためて2日間、お疲れさまでした!
2日間しかないのに、「みんながせっかくきてくれるから全部詰め込んだろ!」って無茶言って、全部詰め込みました。
すごくハードなこともあったと思うんだけど、やり切ってくれてありがとう。
再会合宿は、次やその次の「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」にどんどん繋がっていくものだし、もっと言うと、みんなが日常に戻って、おれたちが手を伸ばしても届かない、でもここにいるひとりひとりが手を伸ばせば届くひとたちに対して、”ちゃんと手を伸ばせよ”っていう、そんな約束でもあるとも思うんだよね。
ここに集まって芽生えた感情とか出会いとか、もちろんすごいことなんだけど、ちゃんと宿題やれよって。いろんなもの持ち帰って、それぞれ宿題をやれよって。
自分だけ持ちかえって、うれしい、自分だけ価値を得れて幸せだ、そんなつまんないチームにしたくないなと思ってる。
ここに集まって、ちゃんと外に持っていく。さっき話してくれていた”ウイルス”があるとして、その”ウイルス”をちゃんと外に感染させていく。遠慮すんなよって、マスクなんてすんなよって。そんな気持ちです。
実際、みんなならできると思うし、価値があることだと思う。
おれもいま、早く帰って仕事しようって気持ちになってる。
それくらい、みんなに会って刺激をもらったし、またみんなに会って刺激を渡し合えたらいいな、そんな風に思っています。
とはいえ、この再会合宿はみんながきてくれたからできたこと。
次はまだかなとか、こんな集まりないかな、とか、あると思う。
おれは、そう思ったひとがやってほしい。思っちゃったなら、開いちゃってほしい!
おれはアフロさんのオープンマイクをききながら19、20歳の頃の自分を召喚させてみた。昨夜や今日、アフロさんや黒川さんや炎村や協賛者のみなさんとあの距離で話しているみんなをみて、おれは唇噛んだ。うらやましいなあと思って。
すごく特別な機会だったと思うし、この機会を経てみんながこれからどういう振る舞いをしていくのか。ぜひ背中でみせてもらえると、嬉しいなと思います。
ということで、いまから16:00にバスが出ます。
では最後は、一本締めで締めましょうか。みなさん、ご起立ください。
みなさん、再会合宿二日間お疲れさまでした!よーおっ(パン!!!)
こうして、会は閉じられた。
みんなは名残惜しそうな表情を浮かべながらも、机や椅子をもとの場所に戻していく。
参加者はつぎつぎと、明日へのゲートをくぐっていく。
「ありがとう!」
「また会おうね、必ず!」
「試合、見に行きます!」
そんな言葉をそれぞれに渡し、渡し合って。
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COMMENT|共同代表より
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」を2度開催する中で、「続けることは、始めることと同じぐらい大変なことだ」と、身にしみて感じてます。
続ける意味はどこにあるのか、その答えを知りたくて、今回の合宿に望みました。正直、これといった答えまではわからなかったけど、集まったみんなの顔を見ていて、ただ「続けていきたい」と思った。
これは、続けること自体に意味があるのかもしれない。「続けていきたい」の理由は、いわゆる「合理的」ではなく、とことん「非合理的」だ。
この意味や価値をかんたんに定義しないことが、数十年後にもっと大きなものにたどり着けるのかもしれない。そう思いました。
「CHOOSE YOUR LIFE FES'24 #18歳の成人式 」再会合宿、2日間お疲れ様でした!
今回の合宿は、出会いやつながり、未来への想いが一気に芽吹くような、最高の時間だったと思ってます。これまで積み重ねてきた想いが、こんなにも大きく広がるのを実感でき、僕自身も大いに刺激をもらいました。
ここで得た仲間や自分との約束を大切にしながら、一歩ずつ進んでほしいです。
皆さんの「Choose Your Life!」がこれからさらに大きく花開くよう、心から応援しています。また次の再会を楽しみにしています!」
vol.4へ続く
写真:伊邉 夢
執筆:新人広報 飯田華菜
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