【再会合宿イベントレポート vol.4】CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 再会合宿「耕す、めぶく、そして、つなげる。」
2024年9月18日水曜日、時刻は16:00。
集合場所である会議室でみんなはわいわいと楽しそうに会話を弾ませる中、ファシリテーターである三浦宗一郎(以下、宗ちゃん)がマイクを握った。
この一声で、みんなは歓声とともに、盛大な拍手をした。
これは9月18日から9月19日にわたって行われた、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」再会合宿の模様を新人広報飯田の目線からお伝えするレポートです。
全5話、ぜひ読んでみてください。
宗ちゃん:みなさん、ご覧ください。豪華な布陣が完成しました。(ドヤ)
一同:(大拍手)
宗ちゃん:あらためて、本日のトークセッションの登壇者をご紹介させていただきます。
1人目は「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」でオープニングアクトとして出演していただいた、MOROHAのアフロさん(以下、アフロさん)、
2人目は「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」のトークステージにて登壇いただいた、詩人の黒川隆介さん(以下、黒川さん)、
そして3人目は、黒川さんと同じく「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」のトークステージにて登壇いただいた、プロボクサーの藤田炎村さん(以下、炎村さん)です!
「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」で緊急事態が発生。急遽開かれた焼肉反省会。
宗ちゃん:まずはアフロさん、出演してくださった「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」を振り返ってみて、ぶっちゃけ、どうでした?
アフロさん:なんかさ、SUPER BEAVERがめっちゃいい!みたいになってるよね。(笑)
一同:(大爆笑)
宗ちゃん:いやいやいや、MOROHAも最高でしたよ!!
な、みんな、そうだよな!?!?
一同:(大きく頷く)
アフロさん:いや、でも間違いなく、SUPER BEAVER Vo.の渋谷が話をしているときの方が、女性の表情がときめいてたんですよね。(笑)
ね、水野さん。
水野さん:これ、いろいろ話したくなっちゃうね〜〜。
※水野さんは登壇者ではありません。
「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」が終わったあとすぐに、アフロさんと一緒に焼肉に行って、「SUPER BEAVERかっこよすぎじゃない?」っていう反省会をやったんだよね。
宗ちゃん:反省会(笑)
アフロ:水野さんが急に「ちょっと緊急事態です。僕たちが倒さなくちゃいけない相手が見つかりました。」って言い出したんですよ。「こんな近くにいたんですよ!!!!」って、とんでもないテンションで。
しかも、なんか勝手に同盟軍みたいなのに入らされてて。(笑)
宗ちゃん:そうそう。実は僕もお二人にお声がけいただいて、わくわくしながら焼肉屋さんに入ったら、想像してる空気感と全く違いましたもん!(笑)
水野さん:いやでも、アフロさんは多分合わせてくれてるんだろうな、というのは感じてたよ。(笑)
まあでも、僕もSUPER BEAVERには嫉妬してます。(笑)
アフロさん:「僕も」って!やめてくださいよ!(笑)
水野さん:でもアフロさんのMCで、涙流してる参加者の方いましたよね?
アフロさん:いやいや、あれ編集です。
一同:(大爆笑)
宗ちゃん:ちょっと!全然そんなことないですから!(笑)
どうしよ、いいちゃん!全然褒め言葉を受け取ってくれへん!
いいちゃん:おいおい、こっちに助けを求めるな!(笑)
一同:(笑)
アフロさん:今みたいに三浦くん(宗ちゃん)のボケに対して、メンバーのツッコミがめっちゃ優しいところが、俺にとってのハッシャダイソーシャルの好きなところなんだよね。今のいいちゃんみたいに、なんか柔らかいのよ。
ちゃんと三浦くんがどういう存在なのかなっていうのが浮き出るようなツッコミを入れているのが、このチームの良さだなと感じるんだよね。
宗ちゃん・いいちゃん:(褒められるのに慣れておらず、よくわからない表情)
「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」を振り返ってみて
アフロさん:あと「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」のときに印象深かった瞬間があって。
「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」当日、オープンマイクっていう時間があったじゃない?
1日を振り返って、感じたことでも気づいたことでも、何かの宣言でもいい、自由に参加者がみんなの前で話す時間。
あのとき、すごくたくさんの人が手を挙げたんだよね。
そのときに三浦くんが、手をまだ挙げられない人に対して、
って伝えたんだよね。
そういう目の届かない範囲のひとに気づくのが、三浦くんの凄さでもあり魅力なんだよね。
宗ちゃん:(ニヤニヤ)
アフロさん:この「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」っていうのは、エネルギーがあって、バイタリティのエリートみたいな人たちが集まる場所だと思われがちなんだけど、実はそうでもないと思ってる。
あの場所で手をあげられる人もいれば、ちょっと遠慮しちゃう人もいるんじゃないかなって。
そういう人に対しても、ちゃんと目を行き渡らせられるっていうのが、凄くいいなって思ったんだよね。
早速今日も、参加者の子(「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」参加者)が、「あの日は手を挙げられなかったけど、今日は挙げてみようと思ってあげました!」って話していて。うれしかったなあ、やっぱり素敵だなってあらためて感じた。
宗ちゃん:いやー、僕も嬉しかったですね。ありがとうございます。
黒川さんは「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」を振り返ってみて、どうでした?
黒川さん:僕は普段からいろんなお仕事をさせてもらうんですけど、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」への登壇を断らない大人になれてよかったなって今振り返ってみて思います。
宗ちゃん:なるほど。
黒川さん:なんか、こう集まるイベントってちょっと怪しかったりもするし、いろんな団体が世の中にはあって、よくわからないじゃないですか。
しかも僕自身、今年の3月はスケジュールがありがたいことに詰まり気味だったんです。
でも三浦くんにお話をいただいて、「三浦くんのお願いは絶対に断らない」って決めていたのもあって。あそこで「力になる!」っていう決断をした自分は、”自分がなりたい大人”になれているのかも、と思いますね。
宗ちゃん:たしかに。”自分がなりたい大人”になれているのかって、なかなか実感できるタイミングってないですよね。
「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」が黒川さんにとってそのタイミングになれたことが嬉しいです。
黒川さん:しかも、ここでのご縁がきっかけで、この前はアフちゃん(黒川さんはアフロさんのことを、アフちゃんと呼びます)と仲良くなって。この前は函館旅行に行きました。
宗ちゃん:ええ!そうなんすか!?(笑)
黒川さん:そうなんです。(笑)
この出会いも、今日こうしてみんなと再会ができているのも「奇跡」だと思うんですよね。
でも、その「奇跡」たちを「現実」としてどう起こしていくのか、を考えることが凄く大事だと思っていて。「奇跡」は言葉にすると特別なものになってしまって終わってしまいがちだから。
宗ちゃん:たしかに。「奇跡」と捉えると思考は止まってしまうことが多いですよね。
黒川さん:昔、「詩でご飯を食べられてるのは、運が良かっただけ」と言われたことがあるんです。
その時に僕は思ったんです。”運が良い人”っていうのは、「運が良い」って言われる日まで打席に立ち続けた人なんじゃないかって。
宗ちゃん:なるほど。
黒川さん:なにかひとつでも違っていたら「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」はできなかったかもしれない。そのひとつが当たり続けるまで、三浦くんは”全ての打席に立ち続けていたんじゃないか”って思うんです。
その日が来るまで打席に立ち続けている人がいて、それを応援する人たちが揃っていれば、奇跡は起きる。
宗ちゃん:なるほど、打席に立ち続けた人かあ。
でも、さっき黒川さんもおっしゃっていたけど、応援してくれる人たちがいたから、確実に「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」ができたんですよね。
いやあ、本当にみんな、いつもありがとうございます。
一同:(笑)
宗ちゃん:炎村は「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」を振り返ってみて、どうですか??
炎村さん:なんか最終回くらい良い黒川さんの話のあと、話しにくいなあ。(笑)
一同:(笑)
炎村さん:「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」に参加させてもらったけど、正直めっちゃ怖くて。
宗ちゃん:ほお、怖い?
炎村さん:僕、子供が嫌いなんですよ。その中でも特に、18歳が嫌い。(笑)
一同:(大爆笑)
宗ちゃん:えええ!そんなことある!?(笑)
炎村さん:はい。(笑)
嫌いっていうか、勘所がわからないんです。
何を話せば18歳たちにとって価値があるのか、本当にわからなくて。めっちゃ怖かったんです。
宗ちゃん:なるほど。
炎村さん:でも、当日会場ロビーに参加者が夢を書き込める大きなボードがあったじゃないですか。あそこにいろんなことが書いてあったんです。
「有名になりたい!」とか、「私はこれに決めた!」っていう、ワンピースのルフィくらいエネルギーのある人がたくさんいて。(笑)
一同:(笑)
炎村さん:こういうエネルギーの溢れた若者なら仲良くなれそうかも、って思いました。
あと、僕が出たTALK STAGEはハルカミライのライブの後だったじゃないですか。
あれ、僕が18歳だったら爆睡してますね。(笑)
宗ちゃん:いや、そうよなあ。最高に盛り上がった後だもんな(笑)
炎村さん:そんな状態でも会場にいた18歳は、頷きながら話を聞いてくれるし、なんならメモ取ってる人ばっかりで。それを見て純粋に、うれしいなって思ったんです。
僕、TALK STAGE後はすぐに練習があって早めに抜けなくちゃいけなかったので参加者の反応を見たのがその瞬間で最後だったんですよ。
僕はあのTALK STAGEで役に立てたのかなってずっと思っていて...
黒川さん:そうそう。実は控室で終わった後、3人ともダウン状態で。(笑)
宗ちゃん:ええ3人とも?(笑)
黒川さん:小寺さんも「私、仕事では絶対に結果残すって決めてたのに...」って言ってて。(笑)
一同:(大爆笑)
炎村さん:反省の念も込めて、自分のSNSで「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」の想いを発信したんです。
そしたら、それを見た黒川さんから、「オープンマイクの時に、炎村の話を引用している18歳がいたよ」って、教えてもらって。
宗ちゃん:いたね!
炎村さん:これを黒川さんから聞いたときに、「正解なんてそれぞれが決めていくもので、話した内容も18歳がどう受け取るかでしかないのに、自分は正解を当てに行ってしまっていたな」と気づいて。
僕自身が、まだまだ自分博士になりきれていなかったなって、すごく悔しかったです。
だから、会場にはいられなかったんだけど、オープンマイクで話してくれたその方に、めちゃくちゃ嬉しかったって伝えたいですね。
届くかな、「嬉しかったよ!ありがとう!!」
一同:(拍手をする)
(このレポートを通じて届きますように!by新人広報飯田)
炎村さん:さらに今日、こうしてあの場に参加していた人たちと、会うことができていることがすごく嬉しい。
あの日は話せなかったから、今日は皆さんとたくさんお話しできたらと思います!
見た目が怖いってよく言われるので、なるべく笑顔でいるようにします!(笑)
宗ちゃん:よかった!よろしくお願いします!(笑)
横顔から感じた、成功の予感
宗ちゃん:次に、どういうお気持ちでオファーを受けてくれたのか、聞いてもいいですか。
アフロさん:俺、みんなでラジオ体操しようとか、盆踊り踊ろうとか、そういう同調圧力みたいなものがすごく嫌だったの。
なんで同じことをやらせるんだろう?なんでやらなくちゃいけないんだろう?ってずっと疑問だった。だから、そういうものからは距離を置いた青春時代だった。
宗ちゃん:なるほど。
アフロさん:みんなが人との繋がりの中で自分の意思を見つけようとするけど、俺は磨かれていく孤独感や自分だけのやり方で自分の意思を見つけていた。
みんなが集まって楽しそうに見える場に対して、「俺は交じらねえぞ」っていう強い気持ちで過ごしてた。俺はそっちには行かねえぞ、って。
宗ちゃん:なるほど。この中でも、「僕/私もその考えに近いのかもな」って感じる人は意外と多いんじゃないかな。
アフロさん:そうそう。だから最初に「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」の話を聞いたときは、あまり前向きではなかった。俺とは違う人種の人たちが集まるのかなって思ってた。
でも話をしていくうちに、シンプルに三浦くんのことが好きになった。かつ、三浦くんが俺じゃない誰かの方を目掛けて横顔で頑張っている姿を見て、これは素敵なことが起こるぞって思った。
宗ちゃん:アフロさんじゃない誰かの方?
アフロさん:そうそう。
真正面から誰かと話をするときって、こっちも身構えて聞くし、あんまりその人のことについて、わからない。
でも、その人が誰かの話を聴いているときとか、誰かと話しているとき、そういうときの横顔を見るとその人のことがわかるというか。三浦くんの横顔を見て、なんか大丈夫だなって気持ちになったんだよね。
宗ちゃん:嬉しい。ありがとうございます。(ニヤニヤ)
いいちゃん:(三浦、めっちゃニヤニヤしてんなあ)
歪だからこそ、整合性を合わせる。
宗ちゃん:なんか、自分で言うのもなんですけど、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」参加者の70%は「音楽フェスと勘違いしているんだろうな」って思います。(笑)
一同:(笑)
黒川さん:いや僕も、それめっちゃ感じました!
会場着いたときと会が始まったときで、なんか雰囲気が違うぞ?みたいな。
バンドのTシャツとかタオルを持っている人たちが、特に動揺してたような気がする。(笑)
あれはいい勘違いだよね〜。(笑)
宗ちゃん:(笑)
黒川さん:やっぱエンターテイメントみたいな、そういうトリガーがたくさんいるところは、すごく良いところだと思う。
偏ったトリガーだけのイベントは結構あるんだよね。ライブだけとか、ワークショップだけみたいな。
宗ちゃん:まさに、当日のコンテンツを考えるときも「どういう風に設計をすると、そこらへんの気持ち悪さが消えるんだろうか」みたいなことはめちゃくちゃ考えましたね。
音楽があって、トークセッションがあって、ワークショップがあって、めっちゃ歪ですよね。(笑)
黒川さん:でもその中でも、アーティストの方がライブ中のMCで語ることと、僕たちがトークセッションで伝えたいことって、根幹がとても近いというか、整合性がちゃんと取られているんだよね。ここがとても面白いところだなって。
これらの整合性が取れているからこそ、ライブの後でもトークセッションが成り立つんだろうなって思った。
その後の「新成人の主張」のところで、18歳たちがそれぞれ引用したい箇所をライブやトークセッションを引用しながら、言葉を紡いでいく。
そこまでの整合性が取れていて、かつ、引用できるトリガーがたくさんあったのがこのイベントの凄さだよね。
宗ちゃん:まさにその通りで。
My Hair is Bad のVo.椎木さんも、最後「フロムナウオン」っていう曲の中で、ゲストや18歳たちの言葉を引用しながら、歌ってくださって。毎回感動するんですけど、特にあれはもう、本当にすごかった。
黒川さん:ね、ファンになっちゃった。
宗ちゃん:でもそれも、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」の前にアーティストのご相談をさせてもらったときにハルカミライさんともMy Hair is Badさんとも、きちんとイベントの想いを理解してもらえる場をいただくことができて。
その上で出演いただけたので、本当にありがたかったし、最高の時間になりましたよね。
成人式の概念が変わる。そう宣言したのはMOROHAによるMCだった。
黒川さん:それにしても、第1回でMOROHAにお声がけしたのは大正解だったね。
宗ちゃん:いやー、本当に。ありがたかったです。
黒川さん:でも、よく出る決断をしたよね。
実際の「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」オープニングステージはどうだったの?
アフロさん:俺は、壇上に上がって知らん大人がずっと喋っているのが嫌だった学生だった。だから、「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」のときは自分がそう思われていると思って、壇上に立ったんだよね。
宗ちゃん:なるほど。
アフロさん:まずは、腕組みしてる奴らの手を解かないといけないと思って、俺も何かを得にここにきてるぞっていう、みんなに聴いてもらう準備のMC、つまり、心を開いてもらうためのMCを一生懸命やったんだよ。
「みんなに何か与えよう」みたいな烏滸がましい気持ちではダメだと思って。
宗ちゃん:うんうん。
アフロさん:でも、お客さんは既に心を開いてたんだよね。
俺みたいにひねくれたやつはいなかった。
だから、すげー無駄な時間だったかもなって。もう1曲多くやれたのになって思った。
これは、過去の自分が今の自分にかけた呪いだなって思って。
「大人の話は聞かないぞ」って腕組みをしていた自分がいたから、”若い人には聴いてもらえない”と思ってしまったんだよね。
宗ちゃん:過去の自分が今の自分にかけた呪い、たしかに僕にもあるかもしれないです。
アフロさん:これも多分、俺とは違って大人の話も距離をとらずに聴く人は、年を重ねて、若い人と喋る場面になった時に、ストロークがいらないだろうね。初速から最大火力でいけるんだと思う。
水野さん:いやでも、あの…あ、すみません(笑)
※水野さんは登壇者ではありません
一同:(大爆笑)
さきさん(運営):水野さん、もう前に行ってトークセッション参加しちゃってください!
(申し訳なさそうに、でも「まってました!」と言わんばかりのニヤつき顔で前に出ていく水野さん)
水野さん:へへ、すみませんね。(笑)
いや、このね、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」のコンセプトをね、語ってるなって思ったんですよ!あのMOROHAのMCは!!!
一同:(笑)
水野さん:従来の成人式って、市長とかが来て話を聞くような感じだったじゃない?
でも「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」のあのMOROHAのMCは、「俺らは違うぞ」と、「俺らは対等だぜ」っていう宣言なんですよ!!
宗ちゃん:うん、まさにです。
水野さん:ね。僕には「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」というイベントを象徴する宣言に聞こえたんですよ!あそこから始まったんです!
「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」は初開催で、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」というものが何かもわからなかった。
でもあのMOROHAの宣言を聞いて、時代が変わるなって思ったんです。
僕、あの瞬間泣いてますもん。
一同:(大きく頷く)
水野さん:僕はMOROHAの後、トークセッションで登壇したじゃないですか。
ちょっとだけ気取ってね、話すわけよ。人生のノウハウみたいなことを。
でも、「あれ?おかしいぞ」と。「全然ウケていない...!」ってなって。
どうしよどうしよ、ってなっているときに、アフロさんがMCで言っていた「自分たちは対等だ。」ということを思い出したんですよ。
「なるほど!!!」と思って。そこからはもうどんどん自分の恥ずかしい話をしました。
一同:(大爆笑)
宗ちゃん:対等を示すためには、恥ずかしい話をするんですね!(笑)
水野さん:でもそしたらねえ、とんでもなくウケてたよね!?!?!?
一同:(スタンディングオベーション)
水野さん:ちなみに、どんな話をしたかっていうとね、大学2年生のときに好きだった先輩との恋愛の話をね、赤裸々に語ったわけですよ!
宗ちゃん:いや、あまりにも赤裸々な話すぎて、ステージ横にいた手話通訳の方を戸惑わせてしまって。めっちゃ困ってたんですよ!!!(笑)
一同:(笑)
水野さん:でさ、最後にさ、SUPER BEAVERが出てくるわけじゃん?
めっちゃかっこよく歌った後に、「みんなは18歳、俺らはバンドで18年、あれ、タメじゃん」って。
そしたら会場には、ドカン!!って歓声があがるじゃん。
フォーーーー(拍手)って!!!!!(参加者を真似する水野さん)
一同:(大爆笑)
水野さん:いやいや、同じ意味の話をね、俺は大学生の恋愛を赤裸々にしてあそこまで喋ったのにさ、SUPER BEAVERは一言、
もうさ、あれがかっこよすぎてさ。
宗ちゃん:(笑)
水野さん:だから、打ち上げの焼肉屋さんで、アフロさんに「かっこよすぎるよなああ」って泣きついてたわけですよ。
いやあれは、かっこよすぎて鳥肌と、腹が立ちました。(笑)
(エネルギーを出し切って疲弊した様子の水野さん)
若者たちが変わっていく瞬間に出会うために
宗ちゃん:いやあ、本当にかっこよかったですよね。
SUPER BEAVERもそうですけど、出演者みなさんそれぞれがかっこよすぎて。僕の想像を余裕で越えられてしまいました。(笑)
ちなみに、こんなかっこいい方々が出るイベントって知っていたら、18歳だった頃の皆さんは「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」に来ていたと思いますか?
炎村さん:おそらく来ていましたね。
宗ちゃん:おお!
炎村さん:でも、「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」登壇前までは、「行かなかったと思う」と答えていたと思います。
宗ちゃん:なにか心の変化があった、と?
炎村さん:はい。「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」登壇前までは、僕とは真逆な人たちが集まるイベントだと思っていたんです。
「将来稼ぎます!」「起業します!」みたいな、いわゆる”意識が高い”と言われるような人たち。その人たちに対して、経営者のトップみたいな人たちが、フィードバックするみたいな、そんなイメージが勝手にあったんです。
宗ちゃん:なるほど。
炎村さん:でも、実際に「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」に登壇してみて、参加者の反応や雰囲気に驚きましたね。「あ、僕と近い感触を持っている人もいるんだ」と。
そして今日ここにきて、少しだけ参加者のみなさんとお話した中で、これをさらに実感しました。
宗ちゃん:たしかに、自分もしくは18歳の頃の自分と近い感触を持っているという点は、登壇者にとっても居心地のよさが変わるかもしれないね。
炎村さん:うんうん。変わりますね。
黒川さん:僕の中で三浦くんって、すごいものと戦っているなというイメージで。
ある種真ん中のことというか、普遍的で大事なことって、いろんな手垢をつけられてしまっているせいで、説得力や見栄えが悪くなってしまうことが多い気がするんです。
反対に斜に構えている方が、そういうものは良くなることが多いんじゃないかな、と。
それでも三浦くんは、大人として本当に大事にすべきことを、つまり真ん中のことをまっすぐやっているんですよね。
それこそ今の炎村くんの話みたいに、勘違いされることもある。
それでもそういうものを超えて、伝えて、呼んでを繰り返す。
これはやっぱり、唯一無二だと思うんですよね。
だから、18歳の自分が三浦くんをなんとなく知ってて、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」の紹介を見たら、もしかしたら行ってたかもしれないなって思いました。
宗ちゃん:たしかに。おれと出会ってくれた若者たちを誘うときは、「一旦黙って来てみてよ!」みたいなことはよく言いますね。ほぼ詐欺師の誘い方。(笑)
一同:(笑)
宗ちゃん:でもおれも恵ちゃんもそうですけど、ハッシャダイソーシャルでメインに行っている学校講演なんて、前提、求められていない学校に講演にいくわけじゃないですか。学生は前のめりに聞いてくれる人の方が少ない。
そんな状況だからこそ、首根っこを掴んで、絶対届けてやる!みたいな気持ちで喋るんです。
若者たちが本当に良いものに触れたり、本気の熱量に触れたりすると、そこから少しずつ変わっていく瞬間が間違いなく訪れる。
だから、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」自体も、僕が本当に尊敬する大人たちと、18歳を出会わせる場にするべきなのかなと思ってます。
“18歳の当時はまだどんな大人になるか決まっていなかったけど、今、自分の人生を生きているかっこいい大人”を、今の18歳にぶつけたいなって。それでトークステージは23年度では水野さんと峯岸さん、24年度では黒川さん、炎村さん、小寺さんにお声がけしたんですよね。
客席にスポットライトがあたる瞬間、響き続けた歓声
水野さん:でもさ、やっぱり三浦くんが呼ぶ人たちは、ギャグが面白いんだよね。
「俺、詩人だけどちゃんと食ってんだよ?」とか、チャンピオンベルト持ってきて「怖くないよ」みたいな。(笑)
「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」のトークステージを聞いていて、あらためて掴みとかギャグって大切なんだなって思った。
宗ちゃん:たしかに。みなさん面白かったですよね。(笑)
水野さん:だからあのトークステージには、意外と”笑い”が大事なんだよね。真面目なところは三浦くんが全部一人でできちゃうから。
三浦さん:水野さんは、実は「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」のときは客席から盛り上げてくれてたんですよ。
「新成人の主張」のときに、おにぎりかなんかの話をしてくれた人がいて...
水野さん:あ!覚えてる!!!!
そうそう、なんかお腹空いてるって言ってたから「この子に食べさせてあげてー!」って。
アフロさん:でも確かに、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」のよかったところは、客席にスポットライトが当たる瞬間があったこと。
「CHOOSE YOUR LIFE FES’23 #18歳の成人式 」のときは、客席でずっとずっと歓声をあげて盛り上げてくれてる男の子がいて。
あれがね、俺は眩しかった。
あれを誰かが見てて、ちゃんと褒めてくれる人が増えると良いなって思います。
あ、だから水野さんの盛り上げもよかったですよ。(笑)
水野さん:やべー、俺、「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」もちゃんと貢献しちゃってたか〜(ニヤニヤ)
一同:(爆笑)
ゲストが考える「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」の価値とは何か
宗ちゃん:でもやっぱり、今年は誰に出てもらいたいか、というのを決めるのはめちゃくちゃ難しいです。
いわゆるギャラみたいなものはたくさんは渡せる訳ではないし、だからこそ、その代わりに渡せるものが必要だろうなと思っている。
でもそれってなんだろうな、というのを今、ちょうどチーム内でも考えてるんですよね。
水野さん:最近、仲の良い後輩と山登りをしまして。
山の頂点でお湯を沸かして、カップラーメン食べたんです。たった150円だけど、これに勝る食べ物はないと思っています。
でも実は、その山は過去に登ったことがあるんです。
そのときもまた違う人と150円のカップラーメンを食べた。
でも、今回の山登りも前回の山登りも、初めて登ったときと同じくらい面白かったわけよ。
宗ちゃん:なるほど。
水野さん:だから、僕らサイドは何を得ているのかっていうと、”若者たちの未来”を一緒に食わしてもらってるんですよ。
大人って、もういっぱいいっぱいになってると思うんです。
脳も硬くなってくるし、容量もそんなにない。言葉を変えると、未来が短いんだと思うんですよね。
でも若者は、無限大の容量=長い未来を持っているわけですよ。
その未来を大人たちも見せてもらうこと、体験させてもらうことで、どこか救われている部分があるんじゃないか、って思うんですよね。
宗ちゃん:たしかに、大人と若者が関わる機会ってかなり減ってきているから、そういう部分もあるかもしれないですね。
アフロさんのご意見もいただいてもいいですか?
アフロさん:俺は、18歳のときの俺みたいなヤツまで、ハッシャダイソーシャルの情報が届いたらいいなと思う。
俺はやっぱり、18歳のときこの場にはいない人間なんだよね。
多分当時だったら、その辺の山でどんぐりとか拾ってるわけよ。
でもそいつはそいつで、ひとりぼっちの中で「このひとりぼっちにも意味があるはずだ」って、孤独を磨き続けていると思う。
そしていつか、みんなみたいに人と繋がることで、自分の感性を磨き続けていた人とぶつかる瞬間がくる。そのときはどんな化学反応が起きるんだろう、って。18歳の俺はそういう妄想をしていると思うんですよね。
宗ちゃん:なるほど。
アフロさん:三浦くんがやってることって、本来であれば1番ハッシャダイソーシャルに出会ってほしい人たちに、情報が届きづらいという問題と向き合っていると思うんだよね。
でも、彼らはそのアクセス方法を持っていないから、彼らではどうしようもない。
だから「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」で出会った人たちが、誰かに繋いで、そしてまた誰かに繋いで、その先で、やっと彼らに届くのかもしれないなって思う。
だから俺は個人的な想いとして、山でどんぐりを拾っているような、そんな自分みたいなヤツまでこの情報が届いたらいいなって思う。そうしたらあの18歳の俺が、なんか報われる気がするというか。
そういう未来とか、こういう想像を働かせてくれることが、俺が「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」から受け取ったものかな。
だから、さっき話した参加者の子(「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」参加者)が、「あの日は手を挙げられなかったけど、今日は挙げてみようと思ってあげました!」っていう話とか、そういう瞬間に立ち会えたことが、ギャラ以上に自分が受け取ったものだと思いますね。
宗ちゃん:まさにアフロさんが今言ってくださったとおりで。
どうしたら「Choose Your Life!」というメッセージに出会ってほしい人たちに届けられるんだろうって常にチームで考えています。
アフロさん:まだ時間があれば、もうひとつ言わせてもらってもいいかな?
黒川さん:もう終了のカンペがだいぶ前から出てますよ。(笑)
アフロさん:黒川さんって、「詩人」という一面の他に、「酒飲み」という一面もあるんだけどさ。
藤田くんが、「減量明けに飲むOS-1が一番美味しい」って言ってて。
「追い込んで追い込んで、その後に飲む経口補水液がめっちゃ美味い」って言ったら、その横で黒川さんが「わかる!!!!」って...
いや、お前にわかるわけあるかあ!!!!!って話。(笑)
一同:(大爆笑)
黒川さん:いやあ、とにかく飲んで飲んで飲んだあと、二日酔いで飲む水が1番美味いですね。
水野さん:いや、最後の最後に何言うのかなって思ったら、それかよ!!!!!
一同:(大爆笑)
2日間を終えて、新人広報飯田からゲストのみなさんに、インタビューしました。
ここからはその様子を一部、お届けいたします。
AFTER INTERVIEW①|アフロさん
飯田:率直にこの2日間すごしてみて、いかがでしたか?
アフロさん:自分の中で発見がありましたね。
最後のオープンマイクの時間で、俺が1番に話したから話せなかった人がいたんです。だから、今は非常に罪悪感でいっぱいで。
自分は本当に自分のことしか考えてないんだな、と感じるとともに、「これが俺なんだな」と、自分について発見があったように思います。「自分が伝えたい」が勝っちゃう人なんだなって。
飯田:なるほど。そんな一面はアフロさんにとっては”悪いところ”だと捉えられるのでしょうか?
アフロさん:まだわからないです。
良いことなのか悪いことなのかとか、これからこういう自分の一面とどう向き合っていくかとか。
まだ今の俺にはわからないんだけど、最後に時間切れで手をあげていた2人が話せなかった。そして俺が1番に手をあげて話してしまった。
このことについて、ちょっと今夜考えてみたいなって思っている次第です。
飯田:ありがとうございます。
次に、アフロさんが「CHOOSE YOUR LIFE FES’25 #18歳の成人式 」に期待することはありますか?
アフロさん:一体感の中にはいないが楽しんでいるというポジションを容認できる環境ができたらいいな、と思うかな。
一体感のなかに入ってしまったら何かが壊れてしまう気がするから自分はその中では楽しめないんだけど、それに対して疎外感も感じていないし、みんなが楽しんでいるのをみていて、嬉しい気持ちになってる。
そんな立ち位置の人をどう受け入れていくか、っていうことを俺個人としては期待したいかな。
飯田:なるほど。
アフロさん:でも、歳を重ねて、自分をもっともっと耕したいとおもったタイミングで、俺が過去の18歳の俺を引き連れてやってくるっていうのも「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」が生むことだと思うんだよね。
だから、一概に「18歳のうちに行った方がいい」とは言えない気がしていて。
大人が「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」に来るっていうのはすごくスリリングなことな気がする。
そのときには来なかった18歳が、30歳になって来るっていうのが、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」がこれから長く続いたらあるあるになっていくんじゃないかなって思うんだよね。
飯田:たしかに、18歳で「行かない」という選択をする魅力もあるかもしれないですね。
最後に、アフロさん自身はこれから「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」とどう関わっていきたいと考えていますか?
アフロさん:やっぱり俺は自分にすごく興味がある。
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」では自分のいる業界とは距離のあること、例えば「一体感」「連帯感」のようなことを感じることがすごく多いんです。
そういうものに対して、俺がどんなアレルギーを示したり、どんな感動を得たりするんだろうって。そういうのがすごく楽しみです。
飯田:いざ自分とは離れているものに遭遇したときの自分の反応が気になる、と。
アフロさん:そう。だから、誰かに何かしてあげたいとか、若い人のためにっていうような気持ちは、正直、俺はない。
それでも三浦くんが好きだし、こうやって関わったメンバーもみんないいやつだから、「また会いたいな」って気持ちでやってきて、勝手に何かしらのお土産をもって帰るんだろうなって思う。
そしてそれを自分の活動の糧にしていくっていう風なのかな。
飯田:自分が見知らぬ自分と出会うことに対して、恐怖心はないんでしょうか?
アフロさん:いやあ、あるよ。ある。
飯田:それでも触れていきたい、と?
アフロさん:そうね。それでもその場にはいたいな。
で、いつか一体感の中に入れるような自分がいる気もするし、やっぱり無理な気もするし。
飯田:怖いのにその場にいたくなるのはなぜなんでしょうか?
アフロさん:んー。もう、これくらいしかやることないのよ、大人になると。(笑)
飯田:ええ!そうなんですか!?(笑)
アフロさん:まだ30代の俺がいうのは、少し烏滸がましいのかもしれないけど、30年生きてみて、自分のすきなものとか気持ちがいいものとか分かるようになった。
憧れとかにも触れて、ある程度の道筋が見えちゃった瞬間に、なんか自分が想像しえない場所にいきたくなるんだよね。
「自分の中にはもっともっと掘り起こされていないものがあるはずだ!」って欲求に出会うと、苦手にしていたものとか、嫌いとすら言っていたものに触れてみたくなるときがくると思う。
だから俺は、触れていきたいな。
AFTER INTERVIEW②|黒川隆介さん
飯田:では、率直にこの2日間すごしてみて、いかがでしたか?
黒川さん:より意義を感じられたというか、勘違いにならなくてよかったなと感じますね。
やっぱり「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」では、参加してくれていた人の意見を顔を合わせて聞けなかったので。
飯田:「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」の後、実際にSNSのDMにメッセージを入れてくれた18歳もいたんでしょうか?
黒川さん:ありがたいことに結構いましたね。感想だったり相談だったり。
相談をくれた人に返すと、あとから「相談に乗ってもらったものです。」ってまたメッセージがきたりして。そういうコミュニケーションは楽しかったですね。
飯田:ええ!そうなんですね。
何かイベントの登壇者と参加者って、どうしてもステージ上の関係で終わってしまうことが多いと思っていて。その中でこういうコミュニケーションが取れていることが、なんだか嬉しいです。
ちなみに、この再会合宿で印象に残っている出会いはありましたか?
黒川さん:ひとり、「自分もこういうイベントにはあまり行かないんですけど...」という方が僕に話しかけてくれたんです。
きっと心のどこかで、僕の若い頃にはその方の今と近しい感情があったんだろうな、と思って話しかけてくれているんだろうな、というのがすごく印象的で。
僕は今回、大人として話す役割で参加をしたけれど、僕の中には当時大事にしていた反骨心のようなものがまだ残っていたんだなと気づいたんです。この気づきは、僕にとってはとても収穫でした。
飯田:そうだったんですね。同世代じゃないからこそ、発見できるものがありますよね。
トークの中では、「『奇跡』を起こす人は『打席』にたち続けた人」というお話をされていたと思います。
黒川さんの中で、「ここは打席だ」「ここは打席ではない」と判断軸になっているものは何かあるんでしょうか?
黒川さん:基本、全て打席だと思っています。
なので、自分の人生を前進させるような人や場所には足を運ぶようにしていますね。
飲み屋にしてもそうです。ただ良いとこに行く、というよりは、そこに人の行き交いがあったり、自分の中で革新的なものが出そうな飲み屋に行って、詩を書いて、その詩が世の中に広がる。そうすると、それが僕の前進になるんです。
自分がいるべき場所に、しっかり自分を置いておくことが、自分にとっての「打席」というか。
飯田:自分で選んで、自分を置いてあげるという感覚?
黒川さん:そうですね。
今回きてくれた参加者の方も、「こうなりたい」とか「こういうふうになっていきたい」と自分の将来を考えた上で、この2日間に参加することを決断したと思うんです。
飯田:なるほど。たくさんの選択肢がある中で、今日この場を、自らで選んで来た、と。
黒川さん:はい。
この選択をした覚悟がものすごいことだなというのは、参加者の方々をみていても話していても感じましたね。
飯田:だから、打席は日常に転がっている、ということですね。
黒川さん:うんうん、まさにそう思います。打席は案外、特別なことじゃないと思うんですよね。
今回、このイベントに参加する/しないを選択した方は、おそらく毎日、打席に立っているような方なんじゃないかな、と。
その中でうまくいかない日もあるんだろうけど、うまくいかない日はそんな日なりに、きちんと打席を選んでいると思います。
飯田:なるほど。「打席」ときくと、つい上を見上げて探してしまうことが多いですが、案外日常の中に隠れているんですね。今一度、ひとつひとつの選択を意識したいと感じました。
最後に、黒川さん自身はこれから「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」とどう関わっていきたいと思いますか。
黒川さん:それ、ちょうど考えていたんです。
今回は「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」トークステージゲストとして参加させてもらったし、次も何かの形で呼んでいただけたらそれはまた参加しようと思っているんですけど...。
うーん、これは持ち帰って、アフロさんや藤田さんとも話しながらじっくり考えていこうかなと思います。
飯田:うんうん。ありがとうございます。
黒川さんと「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」、どちらもともに次のステップへ進んでいく感じが、個人的にはとてもわくわくしています。
黒川さん:僕の近況もみんなに話したいし、みんなから「あれからこうなりました!」って聞き続けたい。これからも一緒のコースを走っていきたいな、と思っています。
AFTER INTERVIEW③|藤田炎村さん
炎村さん:ちょっと待ってね。(深く深呼吸)
ふぅー、よっしゃ。
飯田:えっ?試合!?(笑)
炎村さん:ああ、違った?(笑)
いや、すみません。おふざけなしですよね。(笑)
飯田:いやいやいや、楽しくインタビューさせていただきます。(笑)
まずは、率直にこの2日間参加してみていかがでしたか?
炎村さん:いや、もう、本当に参加してよかったですね。
「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」当日の参加者のみなさんと本当に話したいなって思っていたので。そのチャンスをこうしていただけて、本当に嬉しいです。
飯田:話したいと思ってくださっていたんですね...!
炎村さん:はい。「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」トークステージのときは、ただ壇上から話すだけで終わってしまった気がしていたんです。
みんなが「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」に何を求めてきていたのかなとか、実際にどう感じたのかなとか、気になっていました。
飯田:トークセッションでも「18歳のときに参加していたら〜」というお話がありましたが、18歳の炎村さんが、もし「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」に参加していたら、何を求めていたと思いますか?
炎村さん:何も求めていなかったと思いますね。
当時は担任の先生ともあんまり上手くいっていなかったりして、他人に期待することは少なかったです。
他人への期待よりかは、「努力しなきゃ」「何者かにならなきゃ」と、自分だけに矢印を向けていたような気がします。
エネルギーはあるけど、何に使っていいかわからなかったから。
飯田:なるほど、そうだったんですね。
では「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」では、18歳のときの感情を抱きながら、登壇されたんでしょうか?
炎村さん:いや、当時の感情は思い出さないようにしていました。
みんなは18歳当事者だから、いまの僕がいる立場から、みんなに伝えられることを言った方がいいかなと思ったんです。
「あんときの自分はこうでした」ということは話すけど、今の僕が振り返ってみると、こう感じています、というような、僕なりの答えを出したいなと。
飯田:あえて”思い出さない”という選択をされていたんですね。
炎村さん:そうなんですよ。
あと、イベントのトークセッションって、やんわり終わることが多いな、と僕は思うんです。「やりたいことやりなよ〜、」みたいな。
今回の「CHOOSE YOUR LIFE FES’24 #18歳の成人式 」においてのトークはこういう感じではないんだろうな、と思っていて。
だから、僕は当日、「自分博士になってください。これが大人になるという基準です。」という僕なりの「大人とはこれ!」というひとつの答えを出したんです。
でもそれが実際どう感じたのか、昨日まではわからなかったんですよね。
みんなの感じたことや意見を今回直接聞くことができたので、参加してみて本当によかったなと思います。
飯田:参加者や応援してくれている人など、周りの意見を聞くことも、発見に繋がりますよね。
炎村さん:いや、まさにですね。
プロスポーツをやっていても、お客さんの声って、やっぱり気になるんですよね。
応援してくれている人が僕に何を求めているのかって、当事者になって進んでいくうちにわからなくなってしまうなあと感じていて。
それと同じように、僕の18歳の記憶も、いまの大人の僕が思い出している18歳の記憶だから、当事者であるみんなとは違うんだろうなあ、というか。単純に年代のギャップもあるだろうし。(笑)
そう思うと、18歳当事者であるみんなに直接話をきくのが1番かな、と。
飯田:そうだったんですね。世代が離れていたり、ゲストと参加者という立場(役割)の違いがあるからこそ感じるギャップや、意外と似ているような点など、実際に話してみるとおもしろい発見がありますよね。
ちなみに、炎村さんが「CHOOSE YOUR LIFE FES’25 #18歳の成人式 」にぜひ来て欲しいなと思うような方々はいますか?
炎村さん:就活など、社会の当たり前になっているものに対して疑問を持っている人に来て欲しいですね。俺の妹がそうなんですけど。(笑)
飯田:なるほど。社会の当たり前ですか。
炎村さん:「就活=みんなが当たり前に通るもの」になっているな、と感じるんです。
そういう”当たり前になっているもの”に対して、「なんでこれをやらないといけないんだろう」「将来って今、すぐに決めないといけないの?」のように、疑問をもっている人って意外といるんじゃないかなと思っていて。
そういう人たちにとって、”自分の本音を引き出すこと”はすごく大事だと思うんです。
「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」はまさに”自分の本音を引き出すこと”のできる場だと思うので、そういう疑問をもつ方々の”本音を引き出す場”として、参加してもらえたら嬉しいな、と思います。
飯田:そうですよね。”自分の本音を引き出すこと”のできる場って、滅多にないと思います。
その中で「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」に参加したら、気がついたら自分の本音が聞けちゃいました!ってなったら最高だな、と思います。
炎村さん:僕は、誰かの答えをきくのは簡単なことだけど、自分の本音、つまり答えを見つけることは難しいんじゃないかなと思っているんです。
飯田:誰かの答えをきくのは簡単なこと?
炎村さん:はい。
例えば作家の方に「なんで本を書きたいと思ったんですか?」ときくと、答えはすぐに返ってくることが多いかなと思います。
でも、それを聞いて、終わっちゃう人が多いんじゃないかなと思っていて。何処か自分も書けた気になってしまう、というか。
飯田:なるほど...
炎村さん:社会の当たり前を疑うけど、結局は何をしたらいいのかわからない。そうして、SNSで呟いてみたり、友達に愚痴ってみたりする。
そうして、「結局、私の本音は何なんだろう」と自分を見失ってしまう。
こういうような人って、結構いるんじゃないかな、と僕は思うんです。
だからこそ、まずは自分の本音探しの場として、「CHOOSE YOUR LIFE FES #18歳の成人式 」はとてもいい機会だな、と思います。
vol.5へ続く
写真:伊邉 夢
執筆:新人広報 飯田華菜
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