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Gaudiy カジュゲ開発はじめるってよ

こんにちは、Gaudiyでゲームデザイナー/PdMをしている haseyan (@hassey_11)です。

今回のnoteでは、最近もっぱら取り組んでいるカジュアルゲーム開発について、その概要をお伝えできればと思っています!


Gaudiy のプロダクトについて

Gaudiy は「ファン国家」の創造をビジョンに掲げる、Web3スタートアップです。このビジョンの実現に向けて以下2つの事業を推進しています。

  • ファンエンゲージメントを最大化するWeb3コミュニティサービス「Gaudiy Fanlink

  • ファンの熱狂による共創体験が生み出す経済価値を、なめらかにファンに分配する金融事業「Gaudiy Financial Labs

Gaudiy の事業構成

Fanlink の顧客となるのは、漫画やアニメ、ゲーム、アイドルといった IP 事業者です。日々無数のコンテンツが生み出され、消費されていく中で、

  • 既存ファンの熱量をできる限り長期にわたって維持し、既存ファンとともにIPの盛り上がりを共創することで、新規ファンを獲得する必要がある

  • 国内市場が縮小・飽和していく中で、海外など新たな市場へ展開していく必要がある

といった課題を IP 事業者は抱えています。

Fanlink は、ファンエンゲージメントを高めるファンコミュニティサービスに、フェアな価値分配を実現するトークンエコノミクスを組み合わせることで、前者の課題を解決することを試みているプロダクトです。また直近では、海外での人気も高い IP コミュニティとの検証を経て、後者の課題を解決するグローバル展開のできるプロダクト作りも始まっています。

こうした取り組みの中で、Gaudiy はカジュアルゲームの開発に取り組み始めています。

そもそもカジュアルゲームって何?

イメージしやすいもので言うと、よく Short 動画で流れているようなゲームです。

引用元

ざっくりまとめると、以下の特徴を持ったゲームと思ってもらえるとよいと思います。

  • 直感的なルール・操作性による、年齢や言語を問わない高アクセシビリティ

  • 短時間で楽しみ満足できる手軽さ

  • 高い広告効果を持つ宣伝性

  • 一般的なゲームと比較して、低予算・短工期で開発可能な場合が多い

最近 IP とコラボしたカジュアルゲームの例としては、チェン走などがあります。

Fanlink におけるカジュアルゲーム

そんなカジュアルゲームを、ファン国家の実現を目指す Gaudiy がなぜ取り組んでいるかについて説明していきます。

前述の通り、Fanlink の Core は 「ファン国家を実現するための、国家基盤たるファンエンゲージメントを最大化する、グローバルに展開可能なコミュニティサービス」です。

ファンエンゲージメントとカジュアルゲーム

ファンのエンゲージメントを高めるためには、基本的には IP の新規コンテンツを生み出すことが最も効果的です。アニメ化やアプリ化などのメディアミックスがわかりやすい例かと思います。

しかし、こうしたメディアミックスはそもそも一定の予算が必要な上に、ユーザーにとっての最低クオリティの基準が年々上がっているため、多くの IP 事業者にとって簡単に手を出せるものではなくなってきています。また近年多く展開されている IP ソーシャルゲームなどは、収支の折り合いをつけるためのやむを得ない早期サービス終了により、かえってファンを悲しませてしまうといった結果に終わってしまうことも多いです。

こうした大型のメディアミックスと比較すると、カジュアルゲーム単体でそれらに勝つほどの熱狂を生むことはもちろん難しいです。しかし、カジュアルゲームがコミュニティサービスの上に乗ることで、以下のようなシナジーが生まれます。

  • 攻略や感想を語り合うことでコミュニティ自体が盛り上がる

  • ファンの宣伝によって、新規ユーザーがコミュニティに参加するきっかけになる

実際に、先日行われた Spectrum Tokyo Festival 2023というデザイナー向けのイベントの際にカジュアルゲームを展示したことで、多くのユーザーが X に結果や感想をシェアし、Gaudiy のことを知ってくれた人も増えました。

全体で420名ほどのプレイヤーがおり、
半分以上の方が複数回プレイしてくれ、中には 400 回ほどプレイしてくれた方もいました。

またカジュアルゲーム自体が比較的低予算・短工期で作れることに加えて、Fanlink 自体は SaaS 事業であるため、

  • ユーザー収益を主目的としたゲームである必要がない = 広告や課金システムを取り入れる必要性が低く、よりよいユーザー体験を提供しやすい

  • アウトゲーム部分を汎用化し、ゲームエンジンを量産・洗練させていくことで、さらに低予算で多くのカジュアルゲームを提供できる

といった、ファンコミュニティ SaaS を運用する Gaudiy ならではの強みもあります。

こうしたシナジーによって、カジュアルゲームはファンエンゲージメントを高めるための有効な施策になっています。

グローバル展開とカジュアルゲーム

また、カジュアルゲームの持つアクセシビリティの高さは、グローバル展開を考える上でも非常に有用だと考えています。実際に、広告型ビジネスであるハイパーカジュアルゲームの市場は、グローバルでも伸び続けており、世界中でこうしたゲームが楽しまれていることが伺えます。

ただし、実際は国によって楽しまれるゲームの特徴は大きく異なることもあるため、この部分は引き続き検証が必要な領域です。

これら2つの観点(エンゲージメント / グローバル展開への貢献)から、カジュアルゲームは Fanlink 事業を推進する上で非常に有効な施策であり、引き続き注力していきます。

余談: クリエイターエコノミクスとゲーム

ここまで、事業的な観点でGaudiyがカジュアルゲームに取り組む理由を説明しましたが、実はもう一つ、ゲームという領域には大きな理由(野望?)があります。

ファン国家が実現すると、Fanlink 上では多くのファンが IP をただ消費するだけでなく、二次創作などのコミュニティ活動によって IP との共創活動を行うはずです。

そんな中で、ゲーム作りというのは、デザイン・音楽・ストーリー・レベルデザインといった、あらゆる領域のクリエイティブ(=多くの人)が必要な創作活動になります。

しかし、こうした創作活動において、資金や報酬であったり、メンバー集めや創作物の広報といった大きな問題がいくつかあります。

こうした諸問題は、コミュニティとトークンエコノミクスの組み合わせ(= Web3 コミュニティ)で、創作者・ファンのフェアな価値分配によって解決可能なんじゃないかと考えています。

絶賛採用募集中です

カジュアルゲーム開発を今後さらに進めていくために、絶賛採用募集中です!!

Gaudiy のカジュアルゲーム開発でおもしろい点としては、

  • 短いスパンで PDCA を回していくため、高速にアイデアをリリース・洗練していくことができる

  • IP ファンコミュニティをベースにしたサービスの上に乗るため、リリースするだけで一定のフィードバックを得られる

  • 収益よりもエンゲージメントを重要視するため、ゲームのエンゲージアビリティにより一層集中したゲーム開発を行うことができる

などがあります。

少しでも気になった方はぜひカジュアルに面談しましょう〜

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