月影先生を美化していました
昨日の「速水真澄方程式」でも触れたのですが、かなり月影先生を美化していたことに気づきました。
子ども時代、月影先生は孤高の存在、触れると火傷をするような狂気の存在として心に残っていたのです。
クールビューティー的な。
マヤの顔が腫れ上がるくらい叩いても極寒の掘っ建て小屋に閉じ込めても許されるくらい崇高な存在として心の中に存在していたのです。
普通に考えるとNGですよね。女優の顔を腫れ上がらしてはいけません。指導とはいえ、腹にぐーぱんなんて、今やったら😨
でも月影先生はそれを覆すだけのオーラを放つ存在として心に刻まれていたのです。
その月影先生が「紅天女」の権利を手放さないからといってパトロンとの醜聞をフェイクニュースとして流されていたのは本当に驚きでした。
月影先生のような強い人はフェイクニュースさえ流されないと思い込んでいたのです。
大人になってから読み返すと子どもの頃の勘違いがわかってビックリします。
温かい笑みを浮かべないというイメージも月影先生にはありました。
「ホーッホッホ!」
と気高くかつ、相手を下に見るような笑いはしても慈母のような笑みは浮かべないと思ったのです。
「紅天女」という伝説のお芝居に命をかける人には似合わないと思っていました。
こちらも子供時代の思い込みだということが、今ではよくわかります。
マヤの芝居にかける情熱に触れた時、母親のような笑みを浮かべるシーンがいくつかあります。
マヤがドジをしたときも〇に\を書き込んだようなあきれた目をしたシーンが描かれており驚きました。
こんなひょうきんな表情をしていたとは。
子ども時代いったいなにを見ていたのでしょう。
そういえば、ベルばらでも似たような間違いをしていましたが、それは明日報告します。
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