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池田クロエさんの「結婚前夜」

文章には様々な種類があります。上品だから、力強いからというだけで好みの作品とはならないから不思議です。肌が合った時、

「この人の文章好き」

となります。

その一人が作家の池田クロエさんです。

noteで出会ってから記事の更新を楽しみにしている一人です。

いつか作品を読みたいと思いつつ、スケジュール管理の下手な私は腰を据えて小説を読む時間を確保できずにいました。

そんな私に年末、池田クロエさんの作品を読むチャンスが訪れたのです。

エブリスタ内で無料で開放されているとのことで、すぐに読ませていただきました。

短編小説でもあったため、年末のあわただしさに飲まれていた私にはピッタリな量でうれしかったです。

一人の女性の心が4つの話の中で救われていくお話なのですが、一つひとつのお話の中でも登場人物達は心が救われています。

大なり小なりの心の負荷がほんの少しの奇跡のつながりで助けられており、それぞれが程よいリアリティを持つため、違和感がありません。

超妄想コンテスト優秀作品と紹介されていたので、現実から乖離した話なのでは、と身構えながら読み進めていったのですが、どの話も

「ああ、あるかも」

という内容でした。

私達は気づかなかったり見落としたりしている「奇跡」に助けられて生きているのかもしれません。

普段読んでいたnote内の記事同様、「結婚前夜」も品の良い読後感の爽やかな作風でした。

他の作品も必ず読みます。

この記事に訪れた方が読もうかな、と思った時のためにあらすじはあえて載せません。

私は池田クロエさん、好きです。表紙に描く絵がなかなか描けずに今日まで発表できずにいました。今日も、もう少しでいつもの記事に差し替えようかと思ったくらい。

本当は「結婚前夜」に相応しい絵を描きたかったのですが。何度描いても気にいったものが描けず、一生発表できそうになかったため表紙絵に納得がいかないまま記事を書いております。

私の画力では雪原のようなドレスは描けませんでした。

ああ、描きたかった…

noteの中で、読みたいなと思っている作家さんはまだおり、そのうちアマゾンをポチっとしようと考えているので、読了後、今回のようにnoteで感想を発表していきます。

noteで知った小説をアマゾンで注文、今年の目標となりそうです。

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