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【#シロクマ文言部12月③】こびとのひと押し

私のシロクマ文芸部活動は毎週日曜日なのですが、明日は紅白記事合戦に参加するためイレギュラーで土曜投稿します。

明日はコッシー宣伝部長からの業務命令をしっかりとこなす予定です✨

コッシー宣伝部長と同じく白組のリーダー、こーたさん

紅組リーダーの納豆ご飯さん・椎名ピザさんご夫婦

それでは、11月から続く物語を始めさせていただきます。

🎄🎅🎄

11月①はこちら👇

11月②はこちら👇


11月③はこちら👇

11月④はこちら👇

12月①はこちら👇

12月②はこちら👇

冬の夜、サンタクロースとこびとは大忙しです。

待っててね、クリスマス
希望と想いをきみたちに
聖夜にそっととどけます

楽し気にソリにプレゼントを詰め込むサンタクロースとこびと。

「北風さあん!お願いします!」

ほほを上気させたこびとが叫ぶと、準備の整ったソリを北風がフワっと空に浮かび上がらせます。すかさず雪の女王がフウッと息を吹きかけ、ソリの前に雪の結晶で美しく凍った道を浮かび上がらせました。

「みんな、ありがとうなぁ。ホーッホッホ」

シャンシャンシャン♪

「今年も上手くいったな」
「綺麗な道が出来てよかったわ」

雪の女王と北風がホッとしているとツンツンと裾が引っ張られます。

「北風さん、これ」

1人のこびとがマフラーを差し出しました。

「積み忘れか!」

慌てた北風がソリを追いかけようとすると。

「違う違う。北風さんから若ギツネさんへのプレゼント」
「え?それはサンタクロースに頼んだんじゃ」
「そんなのよくないよ!」

こびとがそう言って北風の背中をトンと押します。

「大切な人には直接、ね?」

前のお話で北風が若ギツネにマフラーを渡せたのは、こびとの配慮のおかげなのです。

(つづく)

先週、北風と若ギツネの友情を書き、大晦日まで話がいってしまったため、本日はクリスマス前に話を戻して北風がマフラーを渡すまでの裏話を披露しました。来週が最終回です。

小牧幸助部長、今週もありがとうございました。

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