【＃毎週ショートショートnote裏お題：訓告したいの四六時中】骨皮筋衛門の事件簿：始まり

お題を見た瞬間、骨皮筋衛門に助けてもらおうと思いました。摩訶不思議なお題と骨皮筋衛門は相性がいいのです✨

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テレビや小説の中で訓告という言葉を聞くたびに憧れをいだき悪の道へと走りました。考えるのはいかに悪に徹すべきかです。四六時中、訓告のことばかり考えていました。

そうなんです！
私は訓告に憧れて四六時中悪さをしていただけなんです！悪いのは訓告です！裁かれるのは訓告です！

訓告に憧れを抱くような番組を作ったテレビ局、訓告を甘い言葉で綴った小説家が罰せられるべきではないでしょうか！ねぇ！ねえってばっ！

「これで何件目だ？」
「もう20件は超えている」

最近、訓告への憧れを取調室で叫ぶ容疑者が増えている。増加の仕方に違和感を覚えた太山デイブが骨皮筋衛門にそれを伝えた。

「この事件の背後にはなにかが隠されている……」
「そう思うか？それならば……」
「ああ。ちょっと潜って来るよ。待っててくれ」

すぅっと闇に消える骨皮筋衛門。

「きゃー。筋衛門様が潜られたぁ」

女性職員の声が響き渡った。

「筋衛門、生きて帰って来るんだぞ」

と物憂げにデイブが呟いた。

（410字）

たらはかにさん、骨皮筋衛門の新たな事件簿を予感させる裏お題を考えてくださりありがとうございます🙌

表お題「戦国時代の自動操縦」はこちら👇