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【#毎週ショートショートnote表お題:沈む寺】骨皮筋衛門、危機一髪

今週の毎週ショートショートnoteの表裏のお題を見た瞬間、骨皮筋衛門のアイデアが閃きました。これは連続ショートショートになる、そう思いPCの前に座るとキーボードの上を軽やかに指が走り抜けます。これはかなりのくだらなさ、仕事の合間にこっそり微笑みました。

表お題「沈む寺」です。


危うし骨皮筋衛門!万能感しかなかった令和のヒーローが今まさに飲み込まれようとしている!寺に謎の盗賊団がいるとの通報を受け、かけつけた筋衛門であったが足を踏み入れた瞬間にズブズブと彼の身体が沈み始めたのだ。

「敵の策略にかかってしまった!筋衛門さん、申し訳ありません!」

涙ながらに叫ぶ部下。筋衛門のためになるならと日頃から小さな情報にも耳を傾ける努力家だった。今にも寺に飲み込まれようとしている筋衛門を助け出すべく飛びこもうとした時、

「大丈夫だ!」

骨皮筋衛門がニコリと笑いながら部下を見る。額に脂汗、プルプルと震える丸みを帯びたボディライン。

「ふんぬっ!」

苦痛に顔をゆがませる骨皮筋衛門、その瞬間、

ヒラリ・クルリ・プルン・ボスン!!!

の安心感あふれる擬音が寺に響く。涙する部下の前には誰をも魅了する筋衛門の笑顔があった。

「お手柄だったな」
「は?」

筋衛門は寺に沈みながら盗賊団のヒントを探っていたのだった。

「次は池に向かうぞ」

(410字)

裏お題「キンモクセイ盗賊団の池」に続きます👇

どうしてこのようなことを思いついたのか自分でも不思議ですが、きっと路地裏の扉が開いたせいでしょうと書いたところでコニシ木の子課長から緊急のお知らせが!

おめでとうございます🎉
もう路地裏から抜け出せません。


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