【＃毎週ショートショートnote裏お題：織姫妖怪】助けて骨皮筋衛門②

表お題から読むと事件の背景がわかります。忙しい時は骨皮筋衛門に助けられています。万能すぎです。どうしてこんなに万能なのでしょう😂

裏お題「織姫妖怪」です。

「なに？織姫が妖怪化しただと？」
「原因は筋衛門さんです」
「私が原因？」

今まで犯罪の芽を摘んでも育てたことがない骨皮筋衛門が原因で織姫が妖怪になるなんて。困惑を隠せずにいる筋衛門に部下は同情の目を向けたが、署内の女性職員は容赦ない。

「筋衛門様がいけないんですよ！」
「魅力的だから！」
「私だって妖怪化しちゃうもん！」

事件が起きれば優秀な職員でも平和な時は女性、今がチャンスとばかりに筋衛門をイジってくる。筋衛門は困惑しつつも地下へと潜った。

「キャー筋衛門様が潜られた！」

「彦星ぃぃ！私一筋って言っただろうぉ！」
「織姫、あれは憧れの眼であって……」
「うるさい！ぎゃおぉ～ん！」

織姫が煉獄の炎を口から吐き出そうとした瞬間、

「お嬢さん！やめないか！」

ﾋﾗﾘ･ｸﾙﾘ･ﾌﾟﾙﾝ･ﾎﾞｽﾝ

微弱な秘技で織姫を人間へと戻した骨皮筋衛門。

「彦星君は君一筋だよ」

誤解を溶かす筋衛門の慈愛。

「筋衛門様……」

2人の眼がハートに。やばいぞ！筋衛門！

たらはかにさん、今週もありがとうざいました。
創作部門の小説必ず読みます！

表お題「彦星誘拐」はこちら👇