【#毎週ショートショートnote表お題:助手席の異世界転生】転生したら骨皮筋衛門に
お昼近くに歯科医院に行っていたため、夕方に表裏連続投稿です。
まず最初は表お題「助手席の異世界転生」です。
🚙🚙🚙
「待てっ!」
逃げようとする犯人の車に素早く駆け寄り、助手席側のドアを開け飛び乗った。
「デイブ!無茶をするな!」
慌てる骨皮筋衛門の声を背に受けながら、助手席でにこやかに犯人を見つめる俺は太山デイブ。最近noteタウンでは骨皮筋衛門の名声が高まっている。幼馴染で親友だが、俺だって優れた刑事だということを世間に認めてもらいたい。現に見ろ、こうやって助手席に座り余裕で犯人の説得を……。
「お前正気か?」
血走った目で俺を見据える犯人。
「まずは俺の話を聞けよ」
ニヤリと笑った俺の額に冷たく硬いものが当たる。
「ま、待て俺はお前と話……」
「俺にはもう失うものはない」
カチリ。
これで終わり、と観念して目をつむったその時、ヒラリ・クルリ・プルン・ボスンと耳慣れた音がし車が止まった。
目を開けると気絶した犯人と骨皮筋衛門がいた。
「ず……ずじえもぉぉん」
「デイブが犯人の気をそらしてくれたお陰で捕まえられた」
ここが異世界ならお前に転生したい。
(410字)
転生ものを書いたことがないです。良い修行と思いチャレンジしようと思いましたが、410字でまとめられず骨皮筋衛門に助けてもらいました。
助手席で異世界転生と聞くと自然とデロリアンを思い出しますが、あれは過去に行くタイムマシンなのに。
異世界もの、いつか書いてみたいです。
裏お題「優先席の微世界先生」はこちら👇