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【#毎週ショートショートnote表お題:無人島生活福袋】骨皮筋衛門、罠に飛び込む
路地裏の門が開く週の毎週ショートショートnoteは骨皮筋衛門となってきました。表お題が前編、裏お題が後編となります。
表お題「無人島生活福袋」です。
![](https://assets.st-note.com/img/1732092743-wF8k9dvqRyILxW7VOc6JfKYj.png)
悪の組織のボスに手下がこんな提案をした。
「歳末セールの福袋に無人島生活を景品で紛れ込ませます」
「なせ?」
ボスは理解できずに目が点になる。
「困っている人を見逃せない骨皮筋衛門の特性を利用するんですよ。無人島生活が当たって困っている人を見たら自分が行くと言うにきまってます!」
「なるほど。なにもない無人島に筋衛門を閉じ込めようと。いい考えだ!」
カランカランカラン♪大当たりぃ♪
「あら、困ったわねぇ」
福袋の無人島生活を引き当てたのは歩くのもやっとな老婆。ガラポンの係に化けた悪の組織は、その老婆に辞退はできないと圧をかける。プルプルと震えながら老婆が困惑していると、
「私が参ろう!」
と声がして微弱なヒラリ・クルリ・プルン・ボスンで骨皮筋衛門がその福袋を手にする。
「レディには代わりにこれを」
と骨皮リゾートの豪華宿泊券を渡され老婆は喜ぶ。しかし、それ以上に喜んだのは悪の組織のボスと手下。
「イエ~イ♪」
どうする!骨皮筋衛門!
(410字)
裏お題「不眠症浮袋」に話は続きます👇