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【#毎週ショートショートnote表お題:釜揚げ師走】骨皮筋衛門のケア①
今年の骨皮筋衛門のショートショートは今日が最後。なぜなら年内の路地裏開放が今週までだからです。コニシ木の子さんが2週続けて開放してくださったので先週に続いて骨皮筋衛門を書くことができました。どんなお題も解決してくれる令和の万能ヒーロー骨皮筋衛門が来年まで使えないのは辛いですが、年内休まず水曜日のショートショート、頑張ります!
表お題「釜揚げ師走」です。
🍲🍲🍲
茹で上がったものに手を加えない食材を釜揚げという。師走に骨皮家が所有する「骨釜」で茹で上げるのは帳面町の恒例行事。みんながワクワクしながら骨釜へ食材を入れていく。不思議なことに町民全員が食材を投入しても溢れない。世界中の科学者が調べつくしてもこの謎が解けないことから骨釜も骨皮家七不思議に数えられていた。
「ねえねえ、骨釜以外の骨皮家七不思議ってなにかしら?」
帳面地方以外から嫁いできた若い女性が夫に話しかける。
「さあ。美味いから別にいいんじゃね?」
生れた時から骨釜に親しんできた夫は食べるのに夢中で妻の話をろくに聞かない。
「なんなのよ!もう」
頬を膨らます新妻の前に微弱なヒラリ・クルリ・プルン・ボスンで骨皮筋衛門が現れる。
「お嬢さん、説明が足りずに申し訳ない」
「あ……そんな!大丈夫です💕」
その後も筋衛門は微弱なヒラリ・クルリ・プルン・ボスンで町民をケア。
「帳面町最高✨」
「だろ?」
夫婦は幸せそうに釜をつついた。
(410字)
もう自分でなにを書いているのか全くわかりません😂
裏お題「唐揚げ死なず」はこちら👇