【＃毎週ショートショートnote表お題：ごはん杖】マッチ売りの少女のその後

今夜、国立競技場で行われるヴァンフォーレ甲府のACL戦を見に行くため、表裏両方のお題を一気に投稿します。国立競技場に行く前にダフやんのつぶやきを投稿するかも♪

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本日の表お題「ごはん杖」はスズムラさんの大切な言葉「生きて」がヒントになりました。

スズムラさん、素敵なお話ありがとうございます。

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ごはんだよ～、とおばあさんが杖を振ると美味しそうなごちそうがテーブルに並びます。女の子は大喜びでおばあさんに言いました。

「おばあさん！すごい！なんでもできちゃうんだね」

おばあさんはニコニコと笑って「食べなさい」と言います。

女の子は嬉しそうに席に着こうとしますが椅子を持つことができません。

「どうしたのかしら？」

おばあさんが「マッチ」と言いました。
もうすぐマッチの火が消えかかっていたのです。
慌てて女の子は新しいマッチをつけました。

何度もマッチをつけ直しますが、ごちそうにもおばあさんにも近づくことができません。女の子は最後のマッチをつけながら泣き叫びました。

「私、おばあさんと一緒にいたい！」

売り物のマッチを全て燃やしてしまった少女は次の日、親方にどやされました。厳しく杖で叩かれても食事を抜かされても少女は生き抜きました。

成長した少女は子どもが理不尽な大人に支配されない組織

ごはん杖

を作り子ども救う活動家となりました。

（410字）

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