おばさんと電車と死体【リレー小説/⑤】(闇夜のカラス様・ひよこ初心者様の続きです)
闇夜のカラス様の新しい投稿に喜び勇んで飛んでいった12月20日、リレー小説を公開されていました。するとひよこ初心者様が受け、4時間ほどしか経っていない状態で、バトンを受け取り②を投稿。その後、21日も③を闇夜のカラス様、④をひよこ初心者様が投稿と目もくらむようなバトンリレーを展開されています。
お2人の見事な連携にウハウハと喜びコメントを書いていたところ、ひよこ初心者様から
と誘われたじゃないですか😲‼️
私、SFもミステリーも書けないし、リレーのバトンを受け取り間違えるかもしれない、とアワアワしました。
でも、私は周囲に流されて生きているです。ひよこ初心者様のコメント返しに流されたら作風が広がるかな、と考え直し⑤を投稿してみることにしました。
どなたかとバッティングしたらごめんなさい💦
リレー小説が初めての方は下の4作品を読んでから私の文章を読むとわかりやすいと思います。
その時、後ろからふわっと風が入った。
振り向くと、ずぶ濡れの男が立っている。腹にはナイフ。
「ゾ、ゾンビ!化け物!幽霊!」
ぼくは恐怖のあまりおばさんに飛びつく。おばさんも目を丸くして腹にナイフを突き刺し血をしたたらせた男を見つめる。
「ふざけるな!なにがゾンビだ!人のことを海に捨てやがって!」
男は腹のナイフを抜き、ワゴンのテリーヌに突き刺しながら片方の手で腹をパッパと払う。あっという間に傷は消え、洋服も乾いた状態となった。
「人をゴミみたいに捨てやがって。人の夢に出てくるならもう少し大人しいのを登場させろってんだ」
怒りながらもナイフで刺したテリーヌをむしゃむしゃと食べる。
「あ、あなた、僕の夢の中の人ですよね?」
恐る恐る尋ねると「ああ?」と睨みつけられた。
「お前らが俺の夢の中の人だろ?男とおばさんの同乗なんてオーダーしてないがな」
ここはいったい誰の夢なんだ。自分自身の存在も危うく感じ、ぼくは軽いめまいに襲われた。
「なんだ……主人じゃなかったんだ」
と舌打ちしながらおばさんが言う。ええ?さっきの夫を殺したとか殺人とかって嘘だったのかよ、夢の中だからって自由すぎだろ?と思っていると、
「島に到着するよ!」
とおばさんがはしゃぐ。もうご主人殺害はどうでもいいらしい。
「あれは俺の理想の島だ」
テリーヌの男が主張する。
理想の夢を見るはずなのに。起きたら絶対に返金を要求しよう。
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