【#毎週ショートショートnote裏お題:二億斉藤】狙われた骨皮筋衛門(後編)
「斉藤博士を返せ!」
ヒラリ・クルリ・プルン・ボスンと敵を倒しながら骨皮筋衛門は叫ぶ。
「おのれ骨皮筋衛門!また邪魔をしにきたな!」
悔しそうなボスの抵抗もむなしく筋衛門は拉致された斉藤博士の元へと近づていった。「二億斉藤」と称賛される頭脳を持つ斉藤博士を救いたい筋衛門の気持ちが悪に打ち勝ったかのように見えたその瞬間。
「はーっはっはっは。騙されたな骨皮筋衛門!」
斉藤博士と思っていたその人はBOKEの変装であった。
「まんまとおびき出されおって」
BOKEがすばやく筋衛門を捉えようとした瞬間、
「最初から知っていた!」
ヒラリ・クルリ・プルン・ボスンでBOKEもボスも全てを倒してしまった。本物の斉藤博士も筋衛門が既に保護していた。敵の作戦に乗り悪の組織を殲滅させるつもりだったのだ。
「さ……さすが……」
というBOKEに、
「お前達の計画がボケすぎなのだ」
と憐れむ。慈愛の心を忘れない我らがヒーロー骨皮筋衛門であった。
前編はこちら👇
(410字)
無事(?)事件が解決しました🙌
たらはかにさん、今週もありがとうございました。
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