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仕事も、会社も全て決断一つで変わる!

わたしが、以前ディスプレイ会社にいた時に、ある事件が起きました。それは、ある時部長がわたしにいうのです。
クライアントの体制が変わって、今度、海外展示会や発表会をやるための業者選定をするのに際し、部長に打診があったとのことでした。

今度。海外イベント、展示会などの体制作りをすることとなり、新しい業者含めて選定するとのこと。
その頃の会社は、国内ディスプレイ、展示会、イベントはやっていたのですが、海外におけるイベント、展示会などの実績もなく、海外拠点もありませんでした。

わたしは、若いこともあり、部長にきいたのてす。
もし、これに参加しないとどうなるのですか?

部長の回答は、おそらく、他社が全ての海外イベントを行い、当社には海外の道は閉ざされる。と言います。

わたしは、若いこともあって、是非海外展示会を、海外イベントをしたかったのです。かっこいいし、経験もしたかったのです。

部長に、それではエントリーして参加する方法はどうすればいいのてすか?と聞きました。

数ヶ月後には実際、発生している仕事を発注することとなるというのです。
ハワイ、シンガポール、中国、香港だそうです。

わたしは、即、部長、やりましょう。
これやらないと、これ以降海外事業無くなるなら。なんとかなれるようチャレンジしてみましょう。
と説得。翌日クライアント部長に会いました。

君の意欲はわかるけど、最初に仕事はヨーロッパの仕事やってもらうけど。その業者本当に見つかるの?
結構大変だよ。と言われました。

わたしは、即、やります。と返答しました。

それから帰ってきて大変でした。
まず、ジェトロに連絡、相談してそんな業者どこにいますか?ストレートに相談。そしたら、ジェトロの担当が真剣に考えてくれました。

ドイツに、日本人がやっているディスプレイ会社、イベント会社がある。
その人は、協力してくれるかもしれないよ。と紹介してくれました。
早速、ファクスを打って、約束をして、一週間後、飛行機でドイツに飛んだのです。
ドイツハノーバーメッセで実際の仕事中とのこと。
目的はその業者社長に会うことと、その実際の仕事を写真に収めてくることでした。
ハノーバーついて、メッセ会場に着くと、彼に会いました。
快く色々相談になってくれました。
また今後の仕事をやってくれることも約束してくれました。
彼と一緒に、アウトバーンを、ドイツ会場を回ってくれたのです。
その会場には彼の仕事実績がありました。
数日の間にあちこち彼と回って、帰ってきてから、写真にまとめ、クライアントへ提出しました。

超短期間で、レポートまとめたことが認められて、海外担当が決定したのです。

実際、それからは、香港、中国、シンガポール、タイ、ハワイ、スイス、パリの仕事受注ができたのです。

あの時、もし躊躇していたら、こんな経験も、仕事も、また会社としては海外の仕事はできていなかったでしょう。勿論今も海外の仕事をその会社は受注しているようです。

決断とタイミング。
これが全ての始まりです。
できるできないでいえば、なんの根拠もない返答をしたことは今でもわたしの自慢です。若いことと、無茶ができることはすごいことですね。
今やれ。と言ったらあれこれ理由つけてやらないことを選んでいたかもしれないですね。

根拠も何もなくても、やったら出来ること?
それがほとんどではないでしょうか?

私たちは、経験と年齢でどんどん守りに入っていくのですが、本質的にはなんの変化もないはずなのに、なぜか尻込んでしまう。反省ですね。

前に踏み出す勇気。これを今一度持とうと思いました。



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