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勝手に語り亭 ~阪神淡路大震災を振り返る~ 【まえがき】
私自身の得意分野について、また思った事を勝手に語る企画。
今回は30年前(1995年)に起きた阪神淡路大震災について勝手に語ってみる。
30年前の1995年当時、20代前半だった私は大阪の実家でこの阪神淡路大震災を経験した。
物凄く特殊な経験だったし、あの震災について経験した事、そしてそれについて思う事は色々とある。
後に自身でHPやブログで自身の意見を発信するようになった時、この阪神淡路大震災について書いてみよう、語ってみようと思う事が何度かあった。
ただ何となく躊躇ったりして、今の今まで阪神淡路大震災について語る事はなかった。
それにあの阪神淡路大震災の後、大地震そのものは何回も各地で起きた。
私自身の経験はもはや特別なものでは無く、今やほとんどの人が大地震を経験し、私以上に恐怖や辛い思いを抱いた人は大勢いるだろうと思う。
私が殊更この経験を語った所で…という思いは強い。
それに私自身はあの阪神淡路大震災を大阪の実家で経験しただけ。
地震による実際の被害は極めて軽微で、被災したという感じはあまり無い。
各地の大地震でとんでもない被害を被った方々、また今回のテーマとなる阪神淡路大震災を神戸市で被災した方々に比べれば語る資格すらないだろう。
そんな私があの震災を語るの烏滸がましい…という考えがあり、これらの事を語る事、触れる事を控えて来た経緯がある。
ただ今年、あの阪神淡路大震災から30年という節目の年となった。
封印を解く…という程のものでは無いが、あの時経験した事、今まで思っていた事、そして被災した友人の思いを代表してちょっと書いてみたいと思った。
とりあえず今回はあの時の自身の体験を発信するという感じでは無く、自身の当時の行動と思いを整理してみたい…という感覚で阪神淡路大震災について私なりに語ってみたいと思う。
まず【前編】として1995年1月17日の私自身の体験と行動について、その後【後編】として震災のその後と、被災した友人の思いなどを語ってみたいと思う。