阪神ジュベナイルフィリーズ 2021 予想
コース形態や過去の傾向から見ても後半のスピード持続力勝負の形になりやすいレース。その中で4角から直線序盤(もしくは直線半ば)にかけてある程度の加速が問われる形が多く、やはり加速性能が高い馬を選択していくのがベストだろうと判断する。
今回のメンバー構成で高い加速性能を見せているのが◎ナミュール。単純な数字だけで見ても新馬戦の上り3Fは33.3秒、赤松賞が33.0秒で使える脚の質はこのメンバーでも断トツの数字。中身を見ても新馬戦は52.7-46.3というバランスの競馬で前半が52.7秒と異常なくらい緩い流れで直線だけの競馬だが、次戦の赤松賞は47.8-46.0でこちらも緩めの流れには違いないが、それでも33.0秒の末脚で他馬とは明らかに違う脚を見せている。しかも勝ちタイムは1.33.8であり、単純に今回のメンバー内だと1600mの持ち時計としても最上位になる。
今回の出走メンバーでこの馬以上の加速力を見せている馬は現状では見当たらない。想定以上に速い流れになっても同じような加速を引き出せるのか、初の右回りに対応できるのか?、出負け癖があって後方からの競馬になっても大丈夫なのか?、大外枠は大丈夫なのか?という疑問点はそれなりにあるものの、現状すでにレースで見せている内容から考えてもちょっと一つ抜け出た存在のように思える。1人気が予想される状況ではあるが、今回は素直にこの馬から入りたいと思う。
相手はアルテミスS勝ちの○サークルオブライフを。◎馬ほど強調はできないがアルテミスSでは平均寄りの流れから後半のスピード持続力で良さを見せた印象。瞬間的加速力よりも持続性寄りの脚質だが、まぁこのメンバー構成ならある程度上位に押しても良いと見て対抗評価。
3番手は意外と穴っぽいところになってしまうが▲スタティスティクスを推す。前走の未勝利が1800m戦なのだがマズマズの内容を示している。前半が46.6秒という速い流れの中スピードの持続力の高さを見せた格好。通常1800mからの距離短縮組はマイルの速い流れへの対応力に疑問が生じるが、未勝利戦の内容からはマイルの流れには対応出来そうな感じ。他の有力馬がマイルの流れに未知数な面を抱えている事からもこの馬を思い切って3番手に抜擢してみたい。
連下は本格的なマイルの流れに乗って力を見せられれば怖い△ウォーターナビレラ、同じくマイルの流れへの対応力と右回りがどうでるかがポイントの△ステルナティーア、ある程度の加速力はあるので距離さえ何とか持てばの期待を込めて△ナムラクレア、内目の枠で立ち回りと脚の使い処が嵌れば…という期待を込めて△キミワクイーンまでを候補としたい。
【買い目】
馬連:◎○▲ BOX
三連複:◎○▲軸 △流し