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GPAって何?入学前に知っておきたい基礎知識

皆さんはGPAという言葉を耳にしたことはありますか?大学での成績はGPAという指標で評価されます。GPAは、進路や就職活動にも関わってくる重要なものになります。この記事では、そんなGPAについて入学前に知っておきたい基礎知識を解説します。

GPAとは?

GPAとは、Grade Point Averageの略で、学生の総合成績を数値で表したものです。多くの大学では、授業の成績をAからFまでのグレードで評価し、その点数によってGPAが算出されます。

GPAの算出方法

先ほど述べた通り、大学の授業の成績は授業ごとにAからFまでのグレードで評価されます。それぞれのグレードには点数が割り当てられており、一般的には以下のように割り当てられています。

A: 4.0点   B: 3.0点   C: 2.0点   D: 1.0点   F: 0点

ここで、授業には単位数というものがそれぞれ割り当てられており、単位数が1単位や2単位、3単位以上の授業もあります。
GPAは、この単位数と先ほどの点数を各授業ごとに掛け合わせた値の合計を、取得単位数の総和で割ったものになります。
GPAの計算式は、次のようになります。

GPA =(点数 × 授業の単位数)の合計 / 取得単位数の総和

例えば、ある学生が、単位数3の英語の授業でA(4.0点)を取得し、単位数4の数学の授業でB(3.0点)を取得した場合、GPAは次のように計算されます。

GPA =(4.0×3 + 3.0×4)/(3+4)= 3.43

上記では一般的な評価方法を紹介しました。しかし、名古屋大学では以下のような6段階評価が採用されています。

A+: 4.3点   A: 4.0点   B: 3.0点   C: 2.0点   C-: 1.0点   F: 0点

このように大学によって評価方法が異なるため、自身の大学がどのような評価方法を採用しているか確認しておきましょう。

GPAの重要性

GPAは、就職活動や研究室・ゼミ配属において重要になってきます。一般的に、GPAが高いほど企業の選考において有利になる傾向があります。また、研究室・ゼミ配属においても、GPAの高い学生から優先的に配属先を選ぶことができる場合があります。

GPAを上げる方法

GPAを上げるためには、当然ですが授業で良い成績を取ることが重要です。GPAを上げるコツを3つ紹介します。

1. 教養科目でGPAを上げる

教養科目のような比較的、高評価を取りやすい授業は集中して受講し、早めにGPAを上げておくとよいでしょう。後からGPAを上げようとしても、授業の専門性が高くなり高評価を取りづらくなるので、早いうちから成績を意識しておくことが重要です。

2. 落単しない

これは見落としがちですが、GPAを上げるうえで落単しないことはとても重要です。なぜなら、落単する、つまりFを取るとその授業の点数が0点になり、GPAを大きく下げてしまうからです。
例えば、ある授業でA(4.0点)を取ったとしても、別の授業で落単するだけでGPAが2.0点になってしまいます。そのため、GPAを上げるうえで落単は回避しておきましょう。

3. 高評価を取りやすい授業を履修する

授業によっては、試験内容が易しかったり過去問が充実しているなどの理由で、高評価を取りやすい授業が存在します。いわゆる楽単と呼ばれる授業です。「楽単」の解説記事はこちら。このような授業を履修することで高評価が取りやすくなります。
履修の際には、先輩の口コミなどを参考にするとよいでしょう。身近に聞ける人がいない時は、大学生のための授業評価サイト「楽単らくだ」を活用して口コミを探してみるのもよいでしょう。

以上が、GPAについての基礎知識になります。GPAについて理解することで、皆さんの大学生活が充実したものになれば幸いです。

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