2月22日はマルガリータの日🍸自宅でも手軽にカクテルを楽しもう♪
こんにちは!原田です。
Vogueは休業2日目、そして私のnote投稿も無事に2日目を迎えました。ふぅ。一安心。
さて、2月22日と言えば、何の日でしょうか?
今日は何の日、と検索して調べてみたら、「世界友情の日」「行政書士記念日」「ヘッドホンの日」「おでんの日」などなど、いろいろあるのですね。1日にこんだけ記念日があれば、そりゃ毎日が記念日になるはずです。
2月22日と言えば、最近では“にゃんにゃんにゃん”で「猫の日」と言われることが多くなったように思います。しかも今年は2022年。とある方のFacebookストーリーで見たのですが、「2が6個並ぶのは鎌倉時代、1222年以来800年ぶり」だそうですよ。知らなかったな……。
しかしながら、我々テキーララバーズにとってはもちろん、猫の日よりも「マルガリータの日」ですよね!
もともと「マルガリータの日(National Margarita day)」は、マルガリータを世界中のみんなで楽しもうという日として、アメリカで制定されたもの。これを受けて、日本でも2018年より、2月22日が「マルガリータの日」として制定されたのです。
甘ざっぱりとしたテキーラベースのカクテル「マルガリータ」
マルガリータとは、テキーラベースのカクテルの中でも最も有名だと言って過言ではないスタンダードカクテルです。
材料は、テキーラ、コアントロー(オレンジの果皮のリキュール)、ライムジュースとシンプルですが、ほのかに甘くさっぱりとした飲み口で、アルコール度数のわりに非常に飲みやすいのが特徴です。グラスのふちを塩で飾った、スノースタイルで提供されます。
人の舌が感じることのできる味覚は、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」の5種類だと言われています(ちなみに、「辛味」は刺激なので、味覚には数えられません)。
5つの味覚のうち、テキーラにあるとされているのが、甘味・苦味・旨味の3つ。3つのうちどの味覚が大きいか小さいかは、テキーラの作られた地方や製法により異なります。
一般的に、マルガリータに使われるのはほとんど熟成していないテキーラブランコ。ブランコは苦味・旨味がしっかりとあるものは多い反面、甘味は熟成期間の長いものより弱くなりがちです。
そこで、オレンジの果皮のリキュールであるコアントローが甘味をプラス。さらに、ライムジュースが酸味を、グラスのふちを彩る塩が塩味をプラス。これで、5つの味覚がそろいましたね。
このように、マルガリータは人が舌で感じることのできる5つの味覚をバランスよく備えた、絶妙な味わいのカクテルなんです。
マルガリータはどうやって生まれた?有力な2つの説
マルガリータがどうやって生まれたのかに関しては諸説ありますが、最も有名なのは以下の2つの説。
1つ目は、1949年、ロサンゼルスのバーテンダーがコンペティションに応募し、3位に入賞したとこで広く知られるようになったという説。この説は、NBA(日本バーテンダー協会)公式カクテルブックの「マルガリータ」の項目にも記載されています。
ちなみに「マルガリータ」というカクテル名は、彼が亡き恋人を偲んで、恋人の名前から名付けたとされています。恋人は狩りの際、流れ弾に当たって亡くなったと言われています。
だからなのか、マルガリータはカクテル言葉もちょっと切なくて、「無言の愛」なんですよね……。
2つ目は、1936年、メキシコのホテルバーテンダーが、恋人のためにつくったオリジナルのカクテルという説。彼女はどんなお酒も、塩をなめながら嗜むのを好んだそう。
そんな彼女が楽しめるようにと、塩でグラスをふちどった、そして塩と相性の良いテキーラベースのマルガリータが生み出されたのでしょう。ちなみに2つ目の説の場合も、やはりカクテル名は恋人の名前に由来するそうです。
ボトリングカクテルで、自宅でもマルガリータを手軽に楽しもう♪
マルガリータは、シェイキングという技術を使って作られるカクテルですが、バーでしか飲めないわけではありません。
実は、すでにマルガリータの味わいになるよう調合し、ボトルに詰められた状態で販売されている市販品も多くあるのです!
クエルボ マルガリータリキュール
王道テキーラ、クエルボ社が出しているボトリングのマルガリータ。
カークランドシグネチャー ゴールデンマルガリータ
コストコの自社ブランド、カークランドシグネチャーの商品も。
マンハッタンマルガリータ
こちらはテキーラに数種類のフレッシュフルーツジュースが合わさったもので、いわゆる「マルガリータ」とは少々趣が異なります。マルガリータにはいくつものアレンジレシピがあり、そのうちの一つという捉え方をしていただければ幸いです。
ちなみに、大変恐縮ながら私自身はどのボトリングカクテルも飲んだことがないのですが、マンハッタンマルガリータはお世話になっている先輩バーテンダーのイチオシだそうで、かなり飲みやすいみたいです。
ボトリングカクテルとバーテンダーが作るカクテルとの違いも楽しんで!
ここまで3つのボトリングカクテルをご紹介しましたが、やはりボトリングカクテルとバーで飲むカクテルとはまったく別物なんですよね。
私自身は上記3商品を飲んだことはありませんが、他のカクテルのボトリングカクテルを飲んだ経験から言うと、ボトリングカクテルは正規レシピよりもかなり甘く、ベース感(アルコール度数やアルコールの感じやすさ)もかなり控えめに作られている印象です。
実際、バーにいらっしゃったお客様からマルガリータを頼まれてお作りしたところ、「これじゃない」と言われたことがあります。笑
よくよくお話を聞いてみると、お客様は日頃、ボトルに入ったマルガリータを嗜まれていたとのことで、出されたものはそれよりもさっぱりしていて、アルコールが強かったそうです。
おうちカクテルにはおうちカクテルの良さが、バーで飲みお酒にはバーで飲むお酒の良さがあります。
今日の「マルガリータの日」をきっかけにまずはテキーラベースのカクテルに触れていただいて、いずれコロナが終わったら、ぜひバーにも足を運んでいただけると嬉しいです。
営業が再開しましたら、初めてのマルガリータはぜひVogueにて、テキーラマエストロの原田のものをいかがですか^^