甘いお酒は苦手な私が「家にも置いていたい」と思う至極のリキュール4選
こんばんは、原田です。
note14日連続投稿8日目。
今日は2月最後の日ですね。明日から3月、ということは。
2022年が早くも、2ヶ月過ぎ去てしまったということですか。いやはや……。
さて、そんな本日のテーマは、疲れた心と体を癒してくれる、至極のあま~いリキュール4本のご紹介です!
ここで改めて言う必要もないくらい私、お酒が大好きなんですけれど。
なのでアルコールが入ってれば基本、何でも好き。ただ、甘いお酒ってあまり飲まないんですよ。
というのは、お酒は食事(おつまみ)とセットだからなんです。甘いものが苦手というわけではないのですよ?甘いものをおつまみにすることもありますし。
例えば、アイラモルトとレーズンバター。うん、合いますね。
バーボンとチョコレート。最高ですね。
テキーラとフルーツ。うん、間違いないです。
でもですよ、甘いお酒と甘いものって、ちょっとくどくありませんか……?
この組み合わせはやらないんですよね。
つまり甘いお酒が苦手なのは、甘いお酒自体が飲めないのではなくて、お酒を単体で飲む文化が自分の中になく、なおかつ、甘いお酒はおつまみと合わせにくいから、なんです私の場合。
ところがですよ、今回ご紹介する4本のリキュールは本当に完成度が高くて、それぞれボトル単体で完結してるので、お酒を飲むのにつまむものが必要ないわけですよ。お酒単体で楽しめちゃうの。
甘いお酒を普段飲まない私ですが、この4本ならわざわざ買って家に置いておきたいと思います。というより、時々買って置いている。そしてすぐ飲み切る。笑
さてさて、あなたのお口に合うのはどの子でしょうか。さっそく行ってみよう!
ジャパニーズクラフトリキュール奏 抹茶
サントリーさんの奏シリーズには4種類のリキュールがありまして、ここでご紹介するのは抹茶フレーバーです。
和素材のリキュール全般に私が思うこととして、なぜだか風味、中でも特に香りが化学的なんですよね。抹茶もその一つ。
日本固有の素材なので、リキュールとして再現するのが難しいのかな。なんというか、悪く言うとかき氷の抹茶シロップを飲んでいるみたいな感じで……。
要は、それらしい香りはしっかりするけど、味がただ甘くて、そこにアルコール感がプラスされているだけ、という感覚。ところが奏の抹茶リキュールは、濃いんですよ、味わいが。抹茶感が。
お抹茶を飲んでいるときみたいなコクや深みを感じ、特有の苦みもあり、香りも豊か。素材本来の味わいが上手くお酒の中に活きている、抹茶好きにはたまらない1本です。
夏の終わり、縁側で涼みながら。奏の抹茶を、冷たく冷やしたウーロン茶や緑茶で割って、氷もたっぷり入れて、一口コクり。絶対おいしいよね。
ちなみに、奏シリーズは抹茶のほかに柚子、桜、白桃のフレーバーがあり、どれも上品で本当においしいです。当店には白桃以外ご用意がありますので、甘いお酒好きな方はぜひご賞味ください!
ミスターブラック コーヒーリキュール
コーヒー好きのためのコーヒーリキュール。言わずと知れたミスターブラックはもうこれ、間違いないです。
お店でコーヒーがお好きだというお客様にご紹介すると、毎度感動感嘆の嵐。コーヒーリキュール=カルーアのイメージだったので、初めて飲んだときは衝撃でした(決してカルーアをディスっているわけではなく。あの子は私には甘すぎるのです……)。
もしご購入いただく機会があったら、ぜひボトルの底面を見てほしいのです。抽出されたコーヒーの成分が、底に溜まって沈殿しているのがわかると思います。
それだけ、コーヒーの濃度が濃いということ(召し上がるときは、グラスに注ぐ前にしっかり振ってくださいね)。口に含んだときに感じるのは、入れたてのコーヒーを思わせる芳醇な香りです。
公式HPに詳しい製法が載っていたので、こちらもぜひ。
このリキュールを使うと、どんなコーヒー系のカクテルも本当においしくなるんですよ。ご自宅でももちろん楽しんでいただきたいのですが、ぜひ当店でも、ミスターブラックを使ったこだわりのカクテル、飲んでいただきたいです!
フォション ティーリキュール
ティーリキュールと言えば、「ティフィン」やアールグレイのリキュールである「ジョシィー」などが有名ですね。
ここでご紹介するフォションには、スリランカを原産地とするセイロンティーの茶葉が原料として使われています。
セイロンティーの特徴は、ミントを思わせるような爽やかさと、花やフルーツを思わせる豊かな香り。それでいてコクもしっかりとあり、ミルクティーに合う紅茶としても知られています。
その繊細かつ上品な味と香りがそっくりそのまま体現されているのが、このティーリキュールの特徴なんです。
昨年のカクテルコンペに出品するオリジナルカクテルを制作する中で、さまざまなティーリキュールを試していたとき、私はフォションに出会いました。
これほどおいしいティーリキュールはない、これだ!と思ったものですが、残念ながら、フォションを使うことはできなかったんです。
なぜなら、この1本で完成されすぎていて、一方では香りも味わいも繊細すぎて、他のお酒を混ぜるとフォションの良さがかえって消えてしまったから。私の技量では、カクテルにしたときにフォションの良さを引き出せなかったんだよなあ……。
アルコール度数24%ながら、お酒感を感じさせないスッキリとした飲み口。口に残るようなペタッとした甘さはなく、サラサラと飲んでいただける最上のティーリキュールです。
前述の通りカクテルに使いにくいという理由もあり、フォションは残念ながら当店では取り扱っておりません。
取り扱いのある近隣のバーをお教えいたしますので、購入前に飲んでみたい方はご来店時、お気軽にお尋ねください!
ディサローノ ベルベット
最後はこちら!これ、最近いただいた中で、群を抜いておいしかったリキュールです。
こちらをご紹介する前にまず、ディサローノのアマレットを飲まれたことはあるでしょうか?
イタリアで生まれたリキュールで、あんずの種を原料としています。ナッティなフレーバーが特徴で、アマレットのミルク割りはよく、「杏仁豆腐のような味わい」と例えられることもありますね。
私はそもそも、このディサローノのアマレットリキュールの味わいが大好きなんです。
加えてバーボンも好むので、両者を使った「ゴッド・ファーザー」というカクテルを飲みたいがために、一時期アマレットを家に常備していたことがありました(バーボンは言わずもがな、常に家にあったので……)。
そう。で、ご紹介したいのは、このアマレットリキュールをベースに、バニラや生クリームなどを加えて作られたクリーミーなリキュール、ディサローノのベルベット。
これね、もうロックで、しっかり冷やしてから飲んでみてください。まるでスイーツを食べているみたいですから。杏仁豆腐よりも濃厚な、それでいて上品な、しかし甘さはしつこくない、意外とさっぱりとした飲み口。
初めて先輩のバーでいただいたときは、永遠に飲んでいられると思いました。それからずっと、このリキュールの虜です。
リキュール含めお酒のボトルはだいたい700mlであることが多いのですが、ベルベットは500ml。加えてアルコール度数もそれほど高くなく、ボトルデザインもオシャレでかわいいんです。
お酒が飲める甘いもの好きな方へ、プレゼントとしてお贈りしても喜んでいただけると思いますよ!
ちなみに、残念ながらこちらのリキュールも当店には置いていないんです。。
こちらも同じく、お取り扱いのある近隣のバーをご紹介しますので、ぜひ一度味わってみてくださいね。
以上、原田史上最高においしいリキュール4選でした!
なんだかちょっと疲れちゃって、癒されたい夜も。
なんとなく一人が心細い、寂し夜も。
彼らならそっとあなたに寄り添って、やすらぎの甘~い時間を与えてくれるはず。ぜひあなたにぴったりのパートナー、見つけてみてくださいね。
近頃は寒さも落ち着き、段々と春の訪れを感じる今日この頃です。
だって明日からは、3月ですものね。
これから三寒四温を繰り返し、より一層春らしさが増していくのでしょう。
今年の春は、桜の下でお酒が飲める春だといいな。