◆意識及び意識外の諸項、インタラクティブ(相互作用的)でリカーシヴ(再帰的)な諸項の接続秩序、として対象を見るという関係論的視座は、項を即自的に捉えず常に他との組み合わせ、作用系列の複層を見るということになり、これはプラグマティズム(俗用のそれではない)に親和するように思われる。
◆「言葉がなければ考えることはできない」という言い方に、昔から違和感があった。概ね間違ってないとも思うが、しかし、図ないし図像で考えたりこれらに言葉を組み合わせて考える傾向のある私には、「記号がなければ考えることはできない」はぴったりくる。繊細な識別や伝達には言葉が必須ではある。