章回小説と詩 -14 今回も紅楼梦からご紹介します。序盤で甄士隠が見た夢から帰還した時の対句になります。夢の中で迷い込んだ異世界で見かけた僧と道士は人界に転生する三者について話していますが少しだけ話を聞く事ができます。甄士隠が夢から醒めると舞台を人界に移して本編が始まります。
章回小説と詩 -13 今回からは筆者のお気に入りになった詩に焦点を当てていきます。まずは、紅楼梦から。物語序盤で、甄士隱が、旅の僧からひとり娘の英蓮が悪い運を背負っているので保護のため貰い受けたいと言われ、思わず断った時に、僧がその様子を見て高笑いしながら口にした詩です。