小学生の雑誌に載ってた、お米つぶが主人公の短編がトラウマになっている。男の子と女の子のごはん粒が誰にも食べられず、猫にさえ気づかれず台所の隅に落ちている。そのまま手と手を携えて「きっといつか誰かが気づいてくれる」と希望を語りながらも絶望的な物語。倫理感というより恐怖感。