◆諸項の接続秩序には本来的に線条性はなく、言葉のシニフィアンに着目して語・句・文を綴るときにはじめて線条性が現れる。線条性が現れることにより、背景に沈んでいた諸項の接続秩序部分が意識されるようになるので、はじめて範列(パラデイグマ)と統辞(シンタグマ)が理論的に位置付けられる。