生汁短歌

書いてみる

人気の記事一覧

[生汁短歌]冬偲び

8日前

靴下の 穴繕ひて 宵ひとり 暮らしごととは 斯ることとぞ

13日前

返り咲く 狂禍の人と 取り巻きや ヴォルデモートと デス・イーターか

10日前

暇日の 滋味沁み渡る 微睡みの 只味はひに 身を浸しけり

13日前

[生汁短歌]切断の哲学

3日前

[生汁短歌]分断

10日前

A 搔垂(かきた)るる 氷雨雷(ひさめいかづち) 冬空の 清(さや)か怒りと 思ふ暮方(くれかた) B 雷(かみなり)も 霰(あられ)も打てよ 爽やかに 夜(よ)の不条理を 冬の東京

11日前

朝早く 起きたりし子を 労えば 「父尚早し」と 労い返さる

2週間前

街夜空 求むるこころ 果てもなく 更なる光 星のあはひに

2週間前

つとめごと 心渇くも 慰まん 死屍累々の 過去と比べつ

2週間前

急きし朝 しばし鎮めと 金雫 紋に広がる 茶の香りかな

2週間前

日流れて 月満ち行かむ 睦月の夜 見上げ慄く 冴え空の下(もと)

2週間前

若人ら 集い音編む 吹奏の 上野夕暮れ 熱気たゆたう

2週間前