妻が長江流域で農民の反乱が起こってるみたいと言うので、洪秀全の宗教活動でしょと私は答える。妻は20万の勢力が南京に入城したらしい、私は中国の南は争いが絶えない地域もあって、アヘン戦争後の兵士も流入して混乱していると話す。清朝が派遣した正規軍を度々打ち破り、太平天国と呼ばれている。
『太平天国』(太平天国政府)『原道覚世訓』(洪秀全)。太平天国は偶像を嫌い、打ち壊す。西欧の宗教改革でもプロテスタントは教会の偶像を打ち壊した。洪秀全のエホバは旧約的であり、怒りっぽく懲罰的だ。少しも新約的赦しがない。そして、あるいはそれ故に、規律はよく守られていた。