明応9年(1500)10月30日は室町幕府が国内の悪銭を除き明銭の撰銭を禁止した日。国内鋳造の悪銭は排してよいが明から輸入した永楽銭・洪武銭・宣徳銭は良銭と混用せよと。国内鋳造の悪銭だけでなく磨滅や欠損した明銭を忌避する撰銭が行われ貨幣流通量が減少し商品交換の停滞を招いたという。