マー姉ちゃん、第43回。昭和13年秋、でしたっけ。あのヨウ子ちゃんが別人のように大きくなって……。いや、別の人、早川里美さんが今回から演じられます。三郷のおじ様、と甘えていたあの子供らしいヨウ子ちゃんは、もう過去のもの。我らの日々もかくのごとし、です。
三郷のおじちゃんを慕い、お泊まりに行ったけど、心細くなって帰ってきたエピソードなど、微笑ましく、もはや懐かしい。このドラマももう三分の一が放送されました。つくづく温かい、良いドラマだと思います。
急遽決まったお引っ越し。この後、寝耳に水の酒田燃料店の大将が、おウメお婆さんと血相変えてやってきます。それより、おおっ、引っ越し作業を後ろでしてるのは、三郷のおじちゃんとヨウ子ちゃん。三郷さんと大きくなったヨウ子ちゃんとは、初めての顔合わせで、何とも感慨深いです。
一家全員が知ることとなった、磯野家の金庫残高ゼロ問題。マチ子は怒りが収まらないのですが、マー姉ちゃんの最初の原稿料をも、いざとなれば寄附にまわす気満々のお母様。懲りません。そもそも懲りるような人なら、お金が底をつくまで寄附して来ないのです。
トミ子さんの結婚式へは行かず、絵は送ることにしたマー姉ちゃん。けれど、何も知らないマチ子は、風邪なら、二等寝台で行けば良い、と無邪気。お母様とマー姉ちゃんの話を立ち聞きしてしまったヨウ子は、お金のことを知ってるから、マー姉ちゃんを行かせない方に話を合わせます。これもまた切なし。