行為とは何か。 人間は行為に責任を課すことで[その行為とは何たるか]を認識し、そうして秩序立てようとする。そして人間は、故意的(意志的)であるから責任を簡単に対象に課する。だから、行為とは秩序の確認のことであると私は思う。
行為者とその反対について。 人の行為へのこだわりとはもちろん、影響力を恐れているからなのだが、実のところその影響力というのは、された側がその行為者の意思を推算されたそれに過ぎず、すなわち行為の授受とは双方の暗黙の相違をはらんでいるのである。