(続き)パルスオキシメーターで、血中酸素濃度を測定すると、標高5000 mでは、個人差はあるものの、私の場合、平地の60 %、息苦しく、呼吸が速くなり、寝つかれず、7000 mでは45 %、エヴェレストのサウスコル7900 mでは、35 %のデスゾーン(ヴァーチカルリミット)。
(続き)「ヴァーチカルリミット」の垂直壁クライミングにおいて、ザイルで五人がつながれ、やむをえない状況で、ザイルでつながれた下の三人を切り離す際、自身の胸の位置でナイフでザイルを切りましたが、それでは、自身も落下してしまい、正しくは、ザイルの結び目のハーネスの下の位置で切断。
(続き)主な俳優の表現は、うまく、特に、救助隊に参加した若い女性のモニタ・オーバーティン役の女優イザベラ・スコルブスの演技が良く、高所で空気の薄い環境での息の吸い込みと吐き出しの特徴を良く工夫し、リアルに表現できていました。
(続き)「ヴァーチカルリミット」のストーリーは、K2登攀中の登山隊三人が、台風に遭い、ヴァーチカルリミット(高度限界)のボトルネックで、三人ともクレバスに閉じ込められ、肺水腫になり、地形的に自力脱出不可能。妹を救出すべく兄は、K2のBCで、救助隊を集い、四人で救助に向かいます。
(続き)映画では「運命を分けたザイル」「アイガー」「ヴァーチカルリミット」が印象に残りました。全体的に、登山知識と技術は、高く、良くできていますが、技術的におかしいと感じた表現もあります。