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【ほぼ百字小説】墓標都市と呼ばれるだけあって厳かに建ち並んでいるのはいずれも誰かさんのお墓ばかりだ。眺めているだけで気が滅入ってくる。用がなければ近づきもしなかったが今回ばかりはやむを得まい。まさか千番目の俺の“遺体”がこんな所に紛れ込んでいたとはな。見つけ次第“合成”してやる。